某SNSで一連の流れを観察し、やはりこの情報操作に騙される人が後を絶たないのだなと感じたので今日は自己愛者の自己演出についての記事になります。
自己愛人間は自己演出がお得意
自己愛者は対人関係を支配・被支配でとらえるため、常に自分に有利な状況を作ろうとします。
心が健康な人は「それなりの自分でいたからといって攻撃されるものではない」ということを心から知っています。ところが、自己愛者は弱きものは支配される、この世は弱肉強食だ!という世界観を持ってしまっているため、自分が食われるまえに食わねば!という発想になってしまうわけですね。
このようなサバイバルな世界観を持っているがゆえに、自分を強く見せなければ!ということを子供のころから学んできます。そうして知恵をつけていくにしたがって自分を飾るスキルを伸ばしていきます。自己愛者にとってはそれが生存スキルだからです。
自己愛者の自己演出の例
これについては以前も軽く記事にしましたが→https://kinimininaru.com/archives/1815
自己愛者の「自分盛り」の特徴と具体例を並べていきたいと思います。
広告・マーケットも表現次第で売れ行きは大きく異なります。自己愛者はいわば自分を常に誇大広告で演出している、といった感じですね。
誇大広告の作り方というのは例えばこうです。
99%が高評価!などという広告を打とうと思った時、口コミの統計を取った時期を絞ったりすることで作為的に評価を上げることができます。「キャンペーン期間中、口コミをくれた方にはなんともうひとつプレゼント!」などですね。
こういった作戦をとると、もうひとつ欲しいと思う客に限定されて口コミを集めることが可能になります。期間を絞ることで「99%が高評価」などにすることができるわけです。
この方法で得られた99%は、「嘘は言ってないが真実ではない」ということになります。
自己愛者の演出も、巧みであれば巧みであるほど、この「嘘は言ってないが真実ではない」ことが会話や投稿などに散りばめられます。
<具体例>些細なことが盛大に装飾される
高名な方と大きなパーティ会場で少しだけ会話できるチャンスがあり、自己愛者から自己紹介と共に「こんなこと頑張ってるんです」と話しかけたところ、先方から「頑張ってくださいね」と(社交辞令の)コメントをもらえた場合。
→〇〇さんと高級ホテルで一緒に食事をしながら談笑した。私の起業のアイディアを非常に熱心に聞いてくださり、心から応援すると言っていただけた。私の事業を応援してくださる方が増えて心強い。(二人で親密に飲食をしているような画像付き←当日の写真ではない)
こんな感じですね。
自己愛者の自己演出は、1のことが100にも200にも膨れ上がります。
中身が伴わないので「ん?」ということが起こる
自己愛者は誇大広告です。
ですのでもちろん、それが事実と異なった場合は「話が違うじゃないか!」という話になります。
ところが自己愛者は動じません。なぜなら都合の悪いことは全て自分以外にあるという考え方です。したがって「広告と違う!」という声には「捉え方の問題」と言い張り、すべて相手の問題であるということにします。
騙されたと感じた相手が憤りを感じて「あれはインチキだ!」と声を上げれば営業妨害・名誉棄損などとしてその声を潰そうとするでしょう。
自己愛者の世界は支配か被支配です。常に「負けられない」のです。相手を思いやって協力関係を築くということはできません。勝つか負けるか、損か得か、自己愛者の人間関係に信頼関係は存在しません。人を信頼できるほど心が健康ではないのですから。
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コメント
いつも勉強になる記事ありがとうございます。
前から気になってたことがあるのですが、
恋愛関係では無い場合の異性(クラスや会社など)で男性が女性を攻撃する理由とはなんなのでしょうか。
攻撃内容は、面と向かってお前は綺麗じゃ無いと言う事をいったり誰か他の女性を使い下げてきたりすることです。
ターゲットが異性であっても、いじめはいじめです。貶めることで自分が優位であると感じるのでしょう。
モラハラ傾向の強い男性は「男性であるというだけで女性よりも上であるという思想」と相性がいいので、男尊女卑傾向にあります。