テイカーは海老で鯛を釣りたい
テイカーである自己愛者(自己愛性パーソナリティ障害の傾向を持った人)の基本行動は「テイク」です。
しかし要は労力を少なくしてそれよりも大きなリターン(というより搾取)が得られることを好むため、特にターゲットと距離を縮める際には何もしないわけではありません。
・何もせずにタダでもらえる
以外にも
・海老で鯛を釣る
のが大好きです。
現在被災地への注意喚起で、手伝った対価として身体を求めらた事案についての情報が回ってますが、それと基本構造は同じです。
相手に貸しを作る…相手が断りにくい状況を固めるのがテイカーの十八番です。
断りにくいと感じさせる状況とは?
テイカーはターゲットを見定める際に「盗れそうかどうか」を見ています。
・立場がテイカーよりも弱い
・肉体的にテイカーよりも弱い
・盗れるものを持ってる
・押しに弱い
・良心的で「恩を返さなければならない」と感じる性格
…etc.
上司と部下、男性と女性、善人…など、これらの状況や性格からテイカーはターゲティングを行います。
被災地には犯罪が溢れます。テイカーは弱者が大好物です。相手が断りにくい状況があらかじめ用意されているようなものですからね。
詐欺師は最初は優しい
詐欺師は最初は優しいです。
それは相手に「~してもらった」という恩義を感じてもらうためにはやさしく振舞う必要があるからです。
しかし、対価として求められるものは全くそれには見合いません。
さすがにそれは…と、たとえ躊躇しても「…私は本当に困ってる。あなたは私が困っていても何も感じない人だったんだね…」
…これに逆らえないであろう人を選ぶのです。
「あのとき~してあげた・してもらった」、この事実はテイカーにとっては相手から搾取するための釣り針です。
良心的な人の良心や罪悪感などを利用して引き出そうとするのが詐欺師です。
モラハラ加害者も最初は優しかった、なんていうのはあるあるです。
本質的に詐欺師なのですから、獲物には引き寄せるための餌をくれてやるのです。
通常ではありえないラインになってないか?
手伝ったのだから身体で払えなんていうのはありえないことである、というのはおわかりいただけるかと思います。
他、人を当たり前のように拘束して労働させたり、通常何万円もするような仕事をしれっとタダでやらされるなんてことが頻発することも本来はありえないことです。
しかし、テイカーに搾取されている人はこのような無償での労働や技術提供が結構な割合でおこります。
大切なのは本当に「持ちつ持たれつ」のバランスになっているのか?ということです。
なんだかもやっとする。
正直負担に感じる。
良いことをしているはずなのに気持ちよくできない。
これらはもうあげすぎです。
自己犠牲して相手に与えるのはやめてください。
テイカーは貧乏神のようなものですので、近くにいるとどんどん貧しくなります。
あなたが気持ちよく与えることができるお付き合い、これがまともな「持ちつ持たれつ」の関係ですよ。