自己愛性パーソナリティ障害のモラハラで起こっていること【図解】

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いつも文章で説明していますが、わかりやすく図にしてみました。
絵があまり上手くないのはご了承ください。

心の機能を図解にしてそれぞれ説明

健康な状態にある人の心の状態

外側のハート

=自己肯定感・「自分は自分のままで十分に価値のある存在であると思えているかどうか」

自己犠牲的にならず、自分軸でいられる対人関係を築ける姿勢。

防御壁・バリアの役割を担う。

排泄物

=心に生じたネガティブな感情、考え、不快感。

心のトイレ

=心の排泄物を自分を振り返ったり状況判断することで処理できる機能。

キラキラ

=心に生じたポジティブな感情、考え、快感。

内側にあるハート

=その人の人格の核となる部分。その人らしさ。好き嫌いなどのもとになる価値観や感覚。

心のブラックホール

=自己愛性パーソナリティ障害にある、本来内側に形成されるはずだったハートが形成されなかったために出来てしまった底なしの穴。

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健康な人・ターゲット・自己愛のそれぞれの違い

一番最初に掲載しましたが、健康な人の心の状態はこちら↓

では、自己愛性パーソナリティ障害のターゲットになりやすい人はどうなっているのか?というとこちら↓


中身は大して変わりませんが、外側のハート…心の防御壁が弱いんですね。
必ずしも自己肯定感が低いとも言い切れませんが、「やさしくあるべき」「優しい自分が好き」のように、人の問題を自分の問題のように背負い込みすぎるといった心の境界線が弱いというケースは多くあります。こういった姿勢は自己愛者にとっては「支配しやすい」と感じるようです。

そしてこちらが自己愛性パーソナリティ障害の心の状態を図にしたもの。

人格形成の不全により、核となる部分がありません。ぽっかりと穴が空いています。自分の価値観などがきちんと形成されていないため、内省することが出来ずネガティブな感情も自己処理できません。
心の中にネガティブな感情が溜まり、心のブラックホールに自らが呑み込まれて抑うつ状態になるのを回避するため(無意識)、心の排泄物を誰かに投げつけ続け、ひたすらキラキラするものを外側から摂取し続けてくことでなんとか自分を維持しています。

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モラハラで起こっていること

以上をふまえて自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)が仕掛けてくるモラルハラスメントで引き起こされていることを図にしてみますとこのようになります。

これが自己愛者がターゲットにモラハラをせずにいられないということです。

理不尽なことを要求し、自己正当化し、他人に罪をなすりつけ、他人を脱価値化して、やっていることといえば人ん家のトイレを勝手に使って、しかも強盗しているということなんですね。

自分の心の排泄物を人に処理させる工程は、心理学的には「投影」と言われる現象です。よくモラハラ人間は「おまえは~だ」という自己紹介をしてきますが、あれですね。

また、自己愛性モラハラ人間はターゲットを下げて自分を上げようとし、ターゲットの脱価値化をはかります。図で言うところのキラキラエネルギーの強奪です。
ターゲットの趣味や価値観、挑戦などを否定することで、自分には存在しない核に傷をつけ、屈服させて上に立つことで自分こそが価値のある存在であると肯定しようという心の動きか、もしくは欲しくても手に入らないのなら自分が惨めにならないように潰してしまえとでもいうような状態でしょうか。
いつも飢餓状態にあるので、誰かから強奪せずにはいられないのですね。

自己愛性パーソナリティ障害はいつも「差」を利用して搾取をしてきます。

ある時は可哀想な自分をアピールして「そんな私に何もしないなんて」と言ってエネルギーを奪い、またある時は「私はこんなに優れている。それに比べてお前は~」と言ってエネルギーを奪います。
自分自身に核が無いので人それぞれという当たり前のこともわからないのですね。

さいごに

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さて、絵の拙さはさておき、結構わかりやすく書けているのいるのではないかと思いますがいかがでしたでしょうか?(自分で言う)

他にも自己愛性パーソナリティ障害に関する記事を多数書いておりますので是非ご参考にされてください。元被害者として、皆様の対人関係改善の一助になれば幸いです。

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