自己愛性人格障害と虚言癖・嘘つき/SNS盛りまくりは病気?

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自己愛性人格障害は「理想の自分」という妄想の中に生きているため、その妄想を自分自身で信じ切るために周囲を操作します。それが対人関係におけるトラブルの原因になりますが、本人は自己陶酔を得ることに必死なので自分が嘘を言っている自覚すら無いと言われています。

自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の嘘

基本的に勝ち負け・上下関係で世界を見ており、自分の優位性を獲得するために自分を飾る嘘をつき、他人の名誉を傷つける嘘をつきます。

具体例(Kさん)~SNSメガ盛り!

同じコミュニティにいたKさんは周囲に特別扱いを求め、褒められると恍惚の表情になり、ダメ出しなどは受け取れないという典型的な自己愛人間でしたが、彼女のSNSの現実との乖離がすごかったのでご紹介しておこうと思います。

現実でのKさんも自分をよく見せようとする傾向は強くありましたが、SNSでの彼女の盛り具合はまさに病的でした。もはや妄想日記です。

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<Kさんのコミュニティ内での言動>

・病気を理由に突然の遅刻、欠席は当たり前。

・自分がレッスンを欠席して遅れた分の理解が遅れている部分の指導を全体の指導時間を使って補講されることを当然とする。

・特別扱いの要求。(主役的な役割を当然のことと要求)

・傲慢な態度。(まるでスポットライトが当たっているかのような立ち居振る舞い)

・批判に対しては「心の病気を患っている私に対してひどい」。

・食事や宿泊・講座参加料金が発生するイベントでも当日ドタキャンの連絡を他の一般参加者のメールにのみし、運営にだんまりを決め込みキャンセル料も支払わない。

・団費は滞納、未払い。

・リハーサルと本番では勝手に違うことをして一人主役のような立ち位置に行って目立つ。

これでは反感を買って当たり前です。ところがSNSにおける彼女は全くの別人でした。

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<SNS上でのKさん>

コミュニティにおいて一番技術的に拙かったのにも関わらず「嫉妬されて辛く当たられている」。そしていかに自分が素晴らしい才能を持っているのか、またその才能をめぐっていつも周囲の人に嫉妬されて困ってしまうと書いてありました。他にも、個人レッスンを受けていたわけではないのに、少しでも関わったことのある著名な指導者の名前を列挙し「○○に師事」などとプロフィールに記載していました。

コミュニティのみんなで乗った舞台はソリストとして乗ったことになっており、数千の客の前で歓声を受けたことになっています。「ドレスを着て舞台の照明を浴びている私」が細かく小説のように描写された文章でした。

…盛りすぎていてもはや原型をとどめていません。誰ですか?って感じですね。

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他にも自己愛エピソードとしてのあるあるをご紹介しておきます。

彼女は私によくマウンティングをしてきており、もはやその内容がズレすぎていて何を言っているのかわからないことが多く返答しかねる状態でしたが、彼女に技術的な問題点を指摘した時は隠しきれない動揺と共に「そんなことない!!」と大きな声を出して飛び出して行ってしまうということがありました。

脆弱な心を守るために、受け入れられない現実は拒否するというのも自己愛性パーソナリティ障害特有の言動だったと思います。

他にも自己愛性人格障害についての記事をたくさん書いているので是非参考にしてみてください。人を陥れる嘘については攻撃パターンの話として別の記事にしてあります。

自己愛者の自己演出は、1のことが100にも200にも膨れ上がります。自己愛者はいわば自分を常に誇大広告で演出しており、「嘘は言ってないが真実ではない」ことが会話や発信に散りばめられます。
自己愛性人格障害の攻撃行動は驚くくらい同じです。被害に遭った人がそのやり口に「自己愛性人格障害」だと気がつくことができるのも、あまりにも同じようなことが別の場所で起こっているからです。ターゲットの悪評を流し善人を悪人に仕立て上げる これは学校や職場などのコミュニティにおけるモラルハラスメント

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コメント

  1. アモス より:

    同僚が、勤務時間中に私物のスマホいじりでサボったり、難しい仕事はできないと言って私に押し付けてきたりしていました。
    私に押し付けてきた仕事というのは、社内でパソコントラブルで困っている人がいたら対応するというものです。
    ある日彼女が、
    「今朝子供がグズって保育園に行きたくないと言うから、『お母さんはね、これから会社に行ってみんなの役に立つヒーローみたいに働くのよ。だから〇〇も将来そうなれるように頑張ろうね』って説得したら、『うん、僕保育園行く!』ってなったの」
    と言いました。
    正直「は?」って思ったんですが、きっと自分と他人の区別がつかず、私がやっている仕事をさも自分がやっているかのように錯覚し、理想の人物像に投影して、妄想の世界にいたのかもしれません。
    当時は彼女の振る舞いに腹が立っていたのですが、今思うとヤバい疾患の方だったということだったんですね。

    一度ネットでドクターに相談できる有料のサイトで彼女の事を相談したことがあったんですが、「発達障害なので分かってあげてください」とのことでした。
    (一応本物の医者しか登録できないサイトだそうです)
    彼女のお子さんが発達障害と診断されていたので、てっきりそうなのだと思い、彼女を理解しなきゃと苦悩してしまいました。
    精神障害であれば、それはプロの診察と治療を受けるべきであり、私が対処してどうこういう問題でもないですしね。
    自己愛パーソナリティ障害の方を識別して、「これは自分が対処できる案件ではない」と認識することって重要ですよね。

    • kinimini より:

      お疲れ様です。
      理解することは何も自己犠牲を前提とするものではありませんよ。
      その人のできる範囲が狭いから、その分を一人が補わなければならないわけではありません。
      職場ですし、その人の問題点を皆で共有して、その人にできることはきちんとやっていただいた方がいいのではないかと思いました。
      一人で背負っていると周りの人間まで「この人に押し付ければいい」と認識してしまいます。
      どうかご無理なさらず、ご自身を大切になさってくださいね。