「お前が自己愛性パーソナリティ障害だ!」(投影)

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こういった発信をしていると「お前が自己愛性パーソナリティ障害だ!」といった書き込みや誹謗中傷などを書き込みをされることがあります。

それらの書き込みは、名指しや、情報を掛け合わせると私だとわかる書き方で掲示板やSNSでされているわけですが、そういったことをされる方々はそのリスクについてももちろんご理解の上で書き込みされているのだと信じています。ちなみに未成年だからといってノーリスクということはもちろんありません。私の知人の勤め先である私立高校では停学処分&大学の推薦枠がなくなくなったりするそうです。ほとんど推薦で大学進学が決まるこのご時世に推薦枠がなくなるというのは結構なリスクだと思います。

是非、ご自分の発言によってご自身の未来に損害を被っても「身から出た錆」だということはご承知おきください。

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加害を矮小化せずに事実を認識しよう

私の発信は基本的に被害者向けのものです。

被害者は加害者の情報を欲しています。理不尽な支配関係の中で虐げられている被害者は、なぜ加害者がそのような加害行為を繰り返すのか?そういった情報を求め、そういった情報が広まることにも肯定的であるケースの方が圧倒的に多いです。「都合の悪い人間を自己愛性パーソナリティ障害扱いするなんて差別だ!」とは言いません。なぜならそこに確実に加害行為があるからです。「都合の悪い人間」ではなく、そこに暴力があるからです。

「都合の悪い人間は自己愛性パーソナリティ障害ということにしている」、という発想そのものが、むしろ加害を矮小化し被害者の口を封じようとしている加害者にとって都合のいい独自理論です。

自己愛者は自己紹介が得意ですね。「都合の悪いこと」は全て自分以外のせいにしていれば、自分は傷つかなくていいですからね。

投影という自己紹介

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さて、自己愛者にターゲットにされると「お前が~!!」の後に続く言葉の多くが「おまいう案件」であることももはや定番です。むしろ殆どが自己紹介である、といっても過言ではないでしょう。

なぜ自己愛者は自分のことを「お前は!」と、あたかもその人がそうであるかのように言ってしまうのか?というと、それは心を守るための防衛機制の投影というもののせいなのですが、残念ながら自己愛者はそれを自覚することも困難です。

「受け止めきれないからこそ自分の持ち物じゃねぇってことにして相手を批判してる」のですから、受け止める(自覚する)ことはできません。

記憶も捻じ曲がるので絶対に認めることはありません。

実は自覚してる?

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ただ、このところの発信で興味深いと思ったことがあります。

これが先に述べた「お前が~」の人たちなのですが、どうして私は特定の個人のことなど書いておらず、しかも誰と特定できないように配慮して発信しているにもかかわらず、私を差別者だとして熱心に脱価値化しようとするのか?ということです。

真新しいことでもない、本を読めば書いてるような自己愛者達のあるあるを発信しているだけなのに、まるで自分が自己愛性パーソナリティ障害だと名指しされたかのような反応をするということがとても興味深いです。

どうしてそんなに怒るのでしょうか?

どうしてそんなに「都合が悪い」のでしょうか?

どうして私の発信には価値がないということにしたいのでしょうか?

どうして私は信用に足りない人間だということにしたいのでしょうか?

価値のない、信用ならない人間の発信をどうしてそんなに逐一チェックなさるのでしょうか?

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きちんと「身に覚え」がおあり、ということであれば、それはむしろ回復の手掛かりにできるかもしれないのに、どうしてそれでも頑なに拒むのでしょうか。

むしろ冒頭に書いたような私のアンチ活動をしていらっしゃる方々は、心がけ次第で変われるのでは??

発達には臨界期がある、とされています。ある一定の時期までに獲得できなければその能力を獲得することはできない、という説ですね。

でも、自分が言われている気がする、という時点でどこか自分がやってきたことだと認識できているわけですよね。

私が出会った自己愛傾向の強い方々は、そもそも記憶がごっそり抜けて加害行為が本当に無かったことになるだけです。散々人を攻撃してその事実が明るみにされたとしても、全く違うストーリーが頭の中に作り上げられて無かったことになるだけです。責任を追及したらぼーっとなって支離滅裂で話ができなくなるだけです。反発すらしません。

自分はクソだと自覚することから

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いつもは被害者向けに書いてますが、読んでいただけているご様子なので、ここではあえて「お前が自己愛性パーソナリティ障害だ!」と反応することができる方に向けて。

加害者が過去に不適切な環境にいた、というのが今有力だとされている説です。実際子どものような反応をしますからそうなんだと思います。加害者も元被害者であり、不適切な学びがあったのでしょう。

人は学べます。良いものも悪いものも。そして、慣れます。良くも悪くも。加害にも慣れます。人は教育次第で平気で人を殺すようにもなる生き物です。

子どもは「自分のこと」だけです。大人でも心が子どもなら「自分のこと」だけでしょう。現実から目を背け、自分は正しいと喚いているいい歳した人間は、ぶっちゃけみっともないですし、幼くてダサいですが。

自己愛者は本当の自分を見つめると壊れる、とも聞いたことがありますが、大丈夫ですよ。いい年してそうなのがダサいだけで、子どもなんてみんなそんなもんですから。欲に忠実でその欲を満たすために「悪」知恵を働かせます。悪いことだという認識を持つ以前の人間なんてそんなもんです。加害行為は無かったことになりませんが、大人になることが難しかった背景があるのですから、それも考慮はされるべきでしょう。

学び損なったことを学んで精神的に自立してください。文字をかける知能もあり、人を嫌な気持ちにする行動が何かも知ってあえてやっている。「自分に有利になるためには」、その行動がむしろあなたの人生を全く豊かにしていません。人の恨みを買うということは、どんなに目を背けていても人生のプラスにはなりません。その知能を、その時間を、もっと自分も他人も幸せにすることにつかってください。承認欲求の満たし方をもっと変えたほうがいいです。

加害者化した元被害者は自分への嫌悪感や罪悪感を乗り越えて治していきます。

自分はクソだと自覚して、クソじゃなくなりたいと願って行動を変えて治すのです。

自分がクソだと自覚することがスタートです。

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コメント

  1. 匿名 より:

    こんばんは。
    いつも鍵アカウントからTwitterのつぶやきやこちらの記事を拝見させて頂いております。

    私自身会社でNPDの被害に遭い、一年以上経った現在会社にハラスメントとして調査いただいておりますが、決定的な「発言をした瞬間の証拠」がなく立証できない可能性が高い状態で疲弊しています。

    こちらの記事をいくつか読んで、本当にその方に感じていた違和感が書いてある!と思うと同時に、
    被害にあう前から精神的に成熟していない方や不安定な方のターゲットになる自覚があり、その原因の一員が毒親の顔色を伺ってきたからそういった人たちのアンテナに引っかかるんだなと思ってます。
    今回失敗したなと記事を読んで改めて気づいたのですが、私自身もADで人との距離感がおかしかった張本人であり周りの助けがあってだんだんと人と良い距離感でいられるようになったため、
    加害者についても最初は情を持って接していれば信頼関係ができ克服できると信じて、悪い人ではないから…と接していました。
    (記事を読んで逆効果であると知りました)

    会社の同僚や上司は加害者を「問題のある人」と認識していながら、ターゲットがいることによって丸く収まるなら…と黙認されており、
    その点からも調査して貰っても、結果泣き寝入りになりそうです。
    (その方が揉めるのは私だけでなく過去に数人いてもです)

    逃げる方がいい、関わりたくないという気持ちが強いのですが、
    理不尽にされたことについてどのように自分の中で昇華されましたでしょうか…?
    頭では早く忘れようと思っているのですが、一年以上の長期のストレスから体調も崩してしまい、
    転職するほどの元気もなくなり、好きなこともできない状態になってしまいました。

    周りから苦しみについて理解されず、勇気を出して書き込んでみました…!
    何かいい方法などありましたらご助言頂けたら幸いです

    • kinimini より:

      こんばんは。
      理不尽にされたことについての昇華は、今こうして役に立っていることもそのひとつかなと感じています。
      自分の経験を共有することで「私もだ!」と気がついた人が精神崩壊までいかないで済んだのなら、私は過去の私を救えているので満足です。
      私は睡眠障害や動悸、情緒不安定、まともな受け答えができない挙動不審…といった期間は1年くらい続きました。
      その後、ゆるい仕事なら可能になりつつも、フラッシュバックが起こってイライラして眠れないなどの症状に悩まされることはおよそ10年は続きました。随分時間がかかったと思います。
      その間、無価値な自分の価値を埋めたいという衝動から補償行為にのめりこみました。
      とにかく休むこと、我慢癖を手放すこと、自分を甘やかすことをした方が早く治ったと思います。そのためにはまず有害な人間関係をすべて先に切るべきであったとも。

      どうかどうか、しっかり休んでくださいね。