モラ友(モラハラしてくる友達)~フレネミーの正体

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一見友達。

向こうは私のことが好きみたいでいつもくっついてくる。

…だけど、この人といるといつも私はもやもやと嫌な気分。

私にいいことがあると水を差すようなことを言ってきたり、私が活躍すると機嫌が悪くなる。

ちょっと失礼じゃない?って思うことも、「私たちの仲は特別だからいいじゃん!…そんなことで怒るの?」って、本当にこの人って友達なの?

わかりにくい「いじめ」~モラルハラスメント

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モラルハラスメントという言葉は、今では主に婚姻関係で起こるDVのカテゴリーとして随分と一般に認知されるようになりました。

しかし、モラルハラスメントは精神的虐待のことなので、別にそれは家庭内だけにとどまらずあちこちで起こっています。学校のいじめもモラルハラスメントの内容を含むことがとても多いです。

モラルハラスメントで起こっていることは、端的に言うと関係性の中に支配・被支配などの上下関係をつくり、片方の人間の価値を値引くことです。

支配?価値?と言ってもピンとこないかと思いますので解説していきますね。

人が人を支配するとき被害者は自分らしくいられなくなる

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支配関係なんて、奴隷と主人でもあるまいし普通は存在しないと思いますよね?しかし、モラルハラスメントの加害者は、ターゲット(被害者)のやさしさや気遣い、罪悪感などを利用することによってそこに支配関係を構築していきます。

冒頭に、「失礼じゃない?」っていうようなことに対して「私たちの仲は特別だからいいじゃん!」とした例をあげました。

モラルハラスメントの加害者は、被害者の感じ方や価値観そのものを否定していきます。

「そんな風に感じるあなたがおかしい」「あなたは~すべき!そうしないなら無責任。」などですね。

これは既に対等な相手に対する言葉ではありません。「加害者と同じ感じ方をしろ」「加害者の言うことを聞かないお前はダメだ」というメッセージが含まれているわけですね。

モラルハラスメント加害者はこうして相手独自の感じ方を否定して、条件を付けていくことで被害者が加害者の言うことを聞かなければならないかのように仕向けていきます。そしてこれらの支配的言動を「あなたのためを思って」「友達だから」といった体でやってくるわけです。

被害者の価値を値引く

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「この人は支配ができそうだ」と感じたモラルハラスメント加害者は、被害者の価値を値引きます。

モラルハラスメントの加害者は、本では自己愛的な変質者と定義されるほど歪んだ人格を有しており、自分が気持ちよくなるために相手を傷つけます。そうせずにはいられません。

モラ友は「自分の友達」が自分よりも何かに秀でていたり、自分よりも幸せだと相対的に自分がダメな気がしてしまうので、相対的に優位でいるためにターゲットにした被害者の価値を値引いて陶酔的な快楽を得ようとします。

もし被害者が何かで活躍すれば、「誰でもできる」「お世辞」「調子に乗ってて感じ悪いから嫌われるよ」「運がよかっただけ」「私は過去にもっと活躍した」などと、執拗に「あなたのことを認めない」というメッセージを浴びせてきます。

そして逆に、被害者が何かで失敗すればこれ幸いにあなたにダメ出ししまくるでしょう。

モラルハラスメント加害者は攻撃がしたいのです。理由などなんでもいいのです。人を虐げること、人を見下すことでエネルギーを得ているのですから。

モラ友は友達ではない~自己愛的な変質者からは逃げよう

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友達の顔をした敵、という意味でフレネミーという言葉がありますね。

モラハラしてくる友達というのはフレネミーです。友達ではありません。敵です。

モラハラ加害者は自己陶酔を得るために人を生贄にしてエネルギーを吸う「自己愛的な変質者」です。

 

この人たちは本のタイトルにあります通り、人を傷つけずにはいられないのです。

もしあなたが離れても、追いかけてきてあなたを傷つけようとするかもしれません。あるいはまた別のターゲットをみつけて攻撃するでしょう。

そうせずにはいられない、という心理構造を持っているからこそ自己愛的な変質者だと言われています。

健康な人は「この世にこんな人がいるのか」と驚きますが、良心を持てなかった人はこの世に存在しますし、そういった人は一見それとはわからないようにして生活しています。蜘蛛の巣は目には見えないから獲物がひっかかるわけです。加害者は日常生活に紛れながら次のターゲットを狙っています。

自己愛的な変質者は今日も、人からエネルギーを奪うべく、誰かを攻撃して気持ちよくなっています。

自分にふさわしい人とだけ付き合おう

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あなたに過剰な義務感・罪悪感・恥などを感じさせる人はおかしいです。

執拗に褒めない、執拗にマウントってくる、執拗にダメ出しばっかりする、そういう人はおかしいです。

「あなたがおかしい」とばかり言ってくるでしょうが、それは違います。自己愛的な変質者は自分のおかしさを自覚することができないのであなたのせいにしているだけです。

付き合う人は選べます。むしろ選んでください。あなたにふさわしい人にだけ、あなたと時間を共有する許可をだしてあげてくださいね。

あなたがあなたらしくいる時に機嫌が悪くなる相手は危険です。

本当に相性がいいのならば、あなたがあなたらしくいる時、相手もニコニコしてくれていますよ。

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