自己愛人間には「敵に回すと損」と思わせよう

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自己愛者※はモラハラする相手を選んでいます。

※自己愛者=自己愛性パーソナリティ障害の行動パターンを持った人達のこと。程度は色々あるので自己愛者とこちらでは呼称。

モラハラ・いじめ被害者の傾向は弱いではなく「やさしい」

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自己愛者の基本的な性質はいじめ・ハラスメント依存症みたいなものですが、自分が自己陶酔エネルギーを得るために人を生贄にする性質が治らない限り、その生涯はいじめ・ハラスメント加害者としての人生となります。

自己陶酔エネルギーを得られるシチュエーションは例えると次のようなものがあります。

・チヤホヤされる

・特別扱いされる

・人よりも金品などの利益を得られる

 →相対的な優位性が大事。いわゆる「成功者」カテゴリーにいられること

・人を見下せる

・人をいじめることができる

・人をコントロール・支配できる

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自己愛者は人格形成において躓きを抱えたままであるため、人間らしい自分ならでは幸福というものを味わう機能が欠損しています。

「自分は自分」

…これは成熟した大人の感覚ですが、これがありません。そして、自分と他人が違う一人の人間だと言うリスペクトを持つこともできません。

「自分は○○」

…自己愛者のこの〇〇はブラックホールです。この〇〇を他者との比較によって価値あるものにしなければならないのです。

そのため他人を使ってその確認行為を繰り返して刹那的にブラックホールに対処しようとします。また、彼・彼女らの欲はより動物的・生理的な欲が中心となっています。

自己陶酔エネルギー=自己愛者のメリット

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自己愛者にとって自己陶酔エネルギーは大きなメリットです。逆に、これらが得られないと不安定になります。自己愛者とは俗に言うエナジーバンパイアですから、自分がこの自己陶酔エネルギーを得るために人からエネルギーを奪うわけです。

いじめ被害者は「いじめ」という行為によって自己愛者に自己陶酔エネルギーとして本来いじめられっ子のものだったはずの生命エネルギーを奪われているのです。

では、自己愛者に損をさせるとは?

これの逆をやればいいわけです。

いじめっ子はやり返さない人をターゲットにしますよね。そりゃ自己陶酔エネルギーを搾取し放題なわけですから、メリットしかありません。

逆に、自分がボコボコにやり返されそうな相手をターゲットにはしませんよね。自分が優越感などの自己陶酔エネルギーを得たいのに、これでは逆に劣等感を味わってしまいます。メリットが得られません。

自己愛者は「自分」と向き合えない

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「自分は○○」、ここに自己愛者は劣等なものを入れたくありません。

そもそも人間は完璧ではありませんから、いいところも悪いところもあるのが通常ですが、自己愛者の場合、いい自分しか受け入れることができないという心理的な問題を抱えているため、劣等な属性と自分をあてはめることはできません。それを突き付けられるようなシチュエーションは避けます。

「自分は優越した側でいなければならない」

これがあの言動になります。

ですから、この前述の逆の立場はとても嫌うわけです。

チヤホヤされる→相手にされない・無視される

特別扱いされる→粗末に扱われる

人よりも金品などの利益を得られる→自分だけ待遇が悪い

人を見下せる→人に見下される

人をいじめることができる→人にいじめられる

人をコントロール・支配できる→人にコントロール・支配される

自己愛者は対等な人間関係や協調関係を知らないため、人間関係は支配・被支配、利用などとしか捉えることができません。

だからこそ自分は支配される側ではなく支配する側になろうとします。

自己愛者の人間関係

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自己愛者は外面がいいとされますが、これは対象をどう認識しているかで態度が全く異なるからです。

自分が支配する側としてして振舞える場があれば自分の心の排泄物をその人に投げつけることができるため、自己愛者はある程度安定した状態で外面をキープできます。自分は心のトイレを持っていないため、他人のトイレを使いますが、誰かを虐げているということはこの心のトイレが確保できている状態になるわけですね。→詳しくはこちらの記事

外面よく振舞うこともある自己愛者ですが、そもそも健全な人間関係を築くことのできる「人格」が存在しないので、相互に深く理解し合うということはできません。表層をなぞったそれらしいやり取りはできますが、やり取りを重ねていけばいくほど底の浅さや、「それらしいものを集めたパッチワークのような人格」が見えてくると思います。

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自己愛者のつくる関係は人間関係というよりも上下関係で動く動物との関係に近くなります。

相手が自己愛者だと思った段階で極力関わらないに越したことはありませんが、これを踏まえて関係をつくっていくとタゲられにくくなるので甚大な被害にはなりにくくなってくるかと思います。

まだまだ日本は加害者理論・いじめっ子理論とでもいうような、被害者をバッシングする動きが根強いです。

しかし、前述の通りハラスメント加害者である自己愛者は自分が「下」と扱われることは嫌がりますので、ハラスメントされる方に問題があるという空気からハラスメントするやつが異常という空気になれば、それだけで随分と抑止力になるのではないかと思います。

ハラスメントにNOを言える空気を作っていくためにも、是非加害者の情報をシェアしてください。

自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)が行うモラルハラスメントでは、加害者と被害者の間に一体何が起こっているのかを図解にしてみました。

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