タダだと伸びない

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SNSで「無料カウンセラーはするものではない」という記事がまわってきたので私も便乗して一考。

この世が等価交換だとは言わない。

けれど、とある技術を保有していて指導することもある立場から言わせていただくと、「投資意識」の無い人は伸びしろがいまひとつの場合がとても多かった。

ここで言う投資はFXとかのことではなく、何らかの技術を身につける時に支払うものと考えていただきたい。

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■お金を払っても手に入れたいという熱意

一番違うのは気持ち。

そして、気持ちが違うと結果が違う。

ボランティアは美徳…のように師匠に教わり、実際師匠にもだいぶご厚意でレッスンをしていただいたこともあったので、私自身無償で指導をすることがよくあった。

「お金無いんだけど…交通費くらいならなんとか…」とか、「ごめん、ちょっと教えてもらっていい?」とか。

やってよかったと思えることも、ある。でもたいていの場合それは後悔に終わることの方が多いので、今はもう頼まれてボランティア(頼まれてる段階でボランティアじゃないのかもしれないけれど)はしないようにしている。

「タダだったら貰いたい」程度の気持ちの時、だいたい真剣度合いが低くなる。

逆にきちんと謝礼を用意する方は、もともとその分取り返してやる!という覚悟を持ってくるので食いつきがいい。


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■ハングリー精神

「最近の若者はハングリー精神が足りない!」と年長者は言うが、やはり意識の差というは大きい。

満腹の状態で目の前に美味しそうな食事を出されても食欲がわかないのと同様に、そもそも欲求を感じていない人にいくらやっても無駄なのだ。

「タダだったら貰いたい」という意識だった人はその場の指導でなんとなくうまくやっても、自主練習に生かさない。そして次回行った時にまた同じことを言わせてくれる。

「金がない人からは取るべきではない」と考える指導者もいるが、たとえ高校生であっても昼ごはん一食節約したりペットボトル1本我慢するくらいは容易い。

どれくらいの意識でそれに向かうのかというのを実感として持つために、収入に応じ、たとえ格安であったとしても、ある程度の投資をした方がいいと私は思う。

「優しさ」からのつもりでタダで指導もたくさんしたが、結果的に彼・彼女らの伸びしろがいまいちだったのは、互いに生産的では無い時間を過ごしてしまったという点でどちらにとっても優しさなどではなかったと今は思う。

本当の優しさは、どうしたら彼・彼女らを本当の意味で精神的にも技術的にも満足のいく方向に導いてあげられるのか?ということに気を配って己のエネルギーを活用することだと思う。

若かった頃の自分に自戒をこめて。

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