モラハラ加害者である自己愛者(自己愛性パーソナリティ障害の行動パターンを持つ人)は、ターゲットにした人物からエネルギーを吸い取っています。
自己愛者は不健康な自己愛故、自分で能動的な喜びを感じたり自分で自分を満たしていくことが難しいため、誰かからエネルギーを奪わずにはいられません。
だからこそいつも誰かをターゲットにして、その人に「お前はダメだ」などと「相手が本来持っていたエネルギー」を不安にさせることで奪い取ります。
ターゲットから吸い取っている間は元気!でもターゲットに逃げられると…
そういうわけで、本来ターゲットが持っていたエネルギーを奪い取っている間、自己愛者は元気です。
「自分は(こいつよりも)価値が高い!!」
という自己陶酔的なエネルギーを常に得ることができて、幼児的万能感でウキウキしている子どものようです。
時折見せる純真無垢な笑顔?に騙されたという被害者がたまにいますが、自己愛者は褒められたりするととても幼い「全てが認められたかのような」喜びの表情をすることがあります。
これは自己愛者の精神年齢が実際にとても幼いことに起因しています。
さて、しかし一方的な搾取関係はいずれ破綻します。
いつも貶され、ケア労働等を搾取され、人格を否定され、疲れ果てた被害者はついにこの関係性を辛いと認識し、「逃げたい」と考えるようになります。
自己愛者にとってターゲットは「自分が生きながらえるためには必要な生贄」です。
生贄がいなくては自分の元気がなくなってしまいますから逃げられては大変ですね。
逃げられそうだと感じた時、急に自己愛者はやさしくなったりします。
逃がしたくないのです。
そして逃げた後でも、ロミオメールなどと言われるものを送ったり、いきなり「反省した」「心を入れ替える」などと言ったり、なんとしてでも戻ってきてもらおうとします。
そうこうしているうちに、放置された自己愛者はエネルギーが枯渇してきます。
(放置してください。自己愛者は「かまってちゃん」なのでかまってあげているとエネルギーを吸い取られます。)
緊急事態です。
無論ここで自己愛者はまた新しいターゲットを狩りにいきます。
しかしそう都合よくターゲットが手に入るわけでもありませんから、必ずしも加害欲を満たすのはリアルの人間関係だけにとどまりません。ネット上でのヘイト活動などに居場所を求めるようになるケースもあります。ターゲットを失った人たちが集まりやすい一部界隈ではこの傾向が顕著です。
ハラスメント(嫌がらせ)をすることでエネルギーを補充できるので、叩ける対象がいる生活が続けられると自己愛者は「自分は正しい」と感じることができるのです。
しかしこの「かつてのターゲットはもう手に入らない」というターンになっても、得られていたエネルギーが膨大だったがために同等のエネルギーをそうそうに補充できずに飢餓感が満たされない場合や、強い復讐心などからいよいよ己の病が取り繕えなくなってくるケースがあります。
自己愛者の加害は依存ですからそんなにすっぱりと止められるものでもありませんし、快楽の度合いは「もっともっと」を求めます。
自己愛者は根本的に病んでいるのを、「欲」を満たすこと、自己陶酔的なエネルギーを補充することによって一見すると元気な人間にみえるように振舞っているだけです。
病から目をそらすことができなくなると…もうそこには刹那的な優越感などでごまかしてきたはずの「虚無」という現実があるだけです。
ある人は抑うつ状態になり、またある人はアルコールなど他の対象に依存して廃人化したり、またある人は「自分の命をもって相手が自分を忘れられなくなるように」自殺したりすらします。
とあるコミュニティで私をターゲットにしていた人も、私が去った後に「戻ってきて」とメールをよこしました。そして残っていた他のメンバーから「あなたがいなくなったらあの子、あからさまに元気がなくなった」と報告を受けます。なんでも目が虚ろで生気が抜けたかのようになっていたそうです。
執拗に「私の方が!!!」「あんたなんか大したことない!!!」という言動を延々と続けていた人が、です。
ちなみにその人はその後、数万円単位のお金を踏み倒し、自殺未遂を何度か起こし、その団体を去ります。精神障害でお金をもらっているらしいですが、数年後に他の団体でも問題を起こしていることが耳に入りました。個人的に誰かの弟子としてついていた経歴は無いはずですが、少しでも関わった有名な先生の名前をプロフィールに列挙して一時期までは「私はプロ」と情報発信したりクラウドファンディングしたりしていました(ちなみに集まった金額は0)。…その後のことはもうわかりません。
ターゲットにされていた人は?
エネルギーを吸い取るのが自己愛者なら、吸い取られるのがターゲットです。
自己愛者のターゲットにされていた被害者の人は、一緒にいるほどに元気がなくなり、離れると次第に元気を取り戻す、というのがパターンです。
もちろん被害の深刻さに応じてその回復には時間がかかりますが。
被害者の回復についても記事を書いているので、ご興味のある方は是非参考になさってください。