自己愛性人格障害の取り巻きとターゲットの特徴と関係

Pocket

Sponsored Link

このワードでたどり着いた人はきっととんでもない人間関係に苦労して「自己愛性人格障害」というワードにたどり着いて色々と情報を集めていらっしゃる方であろうと予想します。

かつて甚大なる被害を被った筆者として、これから心理学関連の記事を少しずつ書き溜めていきたいと思います。

自己愛性人格障害の取り巻き(フライングモンキー)とは?

自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)は基本的に無責任です。

責任を取る能力が欠落しているといった方が良いでしょう。

本来、その能力を発達させていく幼少期の過程にその能力を獲得しそこなっているため、様々な問題行動をおこしてしまう、いわば「障害者」となるに至っています。

そこで登場するのが取り巻き(フライングモンキー)の存在です。

自己愛性人格障害の人間は支配しやすい人間に自分の手足となって望みを叶える手助けをさせていきます。

取り巻き自身も自己愛性人格障害か、その傾向を持った人間であることや、あるいは自我を失うまではいっていないものの人格形成に偏りを持ったアダルトチルドレンであったりする場合が多いです(共感力がありすぎるエンパスなどのケースもありますが、ここでは心理学に焦点をあてて割愛させていただきます)。

そういった人間が持っていることの多い「不安」な心を操り、巧みなコントロールをしかけていきます。

不安な人というのは安心を求めます。

したがって、強いものには従いますし弱点を指摘されると怯みます。また、「自分は自分」という自分軸で安定していられないため、他人の評価を気にしがちで、他人と自分を比較して嫉妬しやすい・もしくは卑屈になりやすいという特徴をもっています。

そういった心の隙間に入り込んで、自己愛性人格障害の人間はマインドコントロール(洗脳)の手法を使いながら、自分自身が持っている欲をその人の中へとダウンロードし意のままに操っていくんですね。

Sponsored Link

自己愛はターゲットを悪人に仕立て上げる

自己愛性人格障害がコミュニティ内において、対人コントロールも用いたモラハラでターゲットにするのは、自己愛が嫉妬した人間である場合が多いです(家庭内などの閉鎖的な環境下で行われるモラルハラスメントはまた別の機会にご説明致します)。

自己愛は基本的に強いものに弱く、弱い者には強いです。(動物的なニュアンスで)

しかし、嫉妬を異常に感じやすいという特徴があり、自分の優位性を脅かされることがたまりません。人を自分より上か下かで見ることしかできませんし、常に「上」にいることにこだわります。自分という存在の価値を相対的にはかることしかできないので、そういった優位性を常に感じ続けていないといられないからなんですね。

したがって、自分の相対的価値を下げる可能性を感じる他者が目の前に現れた場合、その存在の価値を値引こうとします(脱価値化)。

優秀でありながらも真面目でやさしい人間なんていうのは格好のターゲットです。

「同じレベルの人間になりたくない」と考えるターゲットの姿勢に、自己愛は「やり返さないからやりたい放題できる」と考えます。逆に報復が怖いタイプをターゲットにすることは滅多にないと考えていいでしょう。自己愛性人格障害は動物的なので卑怯な手も平気で使います。そして「卑怯な手を込みで勝てる」と思えば嫌がらせをして攻撃します。ところが相手も卑怯な手を使う場合は負ける可能性が高くなるのでやりません。

ターゲットにされやすい人は真面目で模範意識が強い人が多いです。

学校や職場でよくある優秀な人間への嫌がらせや陥れ工作は大抵、自己愛性人格障害が裏で糸を引いています。

では次に具体的な流れをご紹介していきます。

Sponsored Link

具体的な例

<自己愛性人格障害をA、取り巻きをB、ターゲットをCとする>

三人が所属する集団において、Aが望むポジションをCが脅かす状況が生まれるとします(Aの脳内ではCさえいなければ自分がと思っています)。

そこで、AはコントロールのしやすそうなBをまずは味方に引き入れます。

Bが持っている「自分はCよりも劣っている」という劣等感を見抜き、Cの価値を値引くよう誘導していきます。

具体的には「Cは実はろくでもない人間である」という嘘のエピソードを散りばめ、疑いを持たせることからはじめ、信じ始めるとAがCによって被害を受けていると訴えるようになっていきます。

そこで、もともと劣等感が強いBはCを攻撃する口実を手に入れることになります。自己愛性人格障害もそうですが、劣等感の強い人間はそれを補える餌に食らいつきます。

「私よりもチヤホヤされているCは、本来そのような称賛を受けるに値しない人間である!!」という口実ですね。しかもこれは正義感という仮面を被って攻撃することができるため、自分は「良い自分」のままで劣等感を払拭し優越感を手にすることができます

不安な人が求めるものは安心。正義です。
「自分が正しい」と思いながら鬱憤を晴らせる場面というのはとても美味しいわけです。

ということで、Bは正義の名のもとにCを非難し始めます。

これが、よくあるターゲットが悪人に仕立て上げられていく背景、自己愛の手口です。

Sponsored Link

自己愛が望むターゲットへの攻撃を取り巻きに代替させる

身に覚えのないことで注意をされたところで、Cは困惑します。

ところが、自己愛性人格障害の中でも狡猾なタイプは事前のイメージ操作や根回しもうまいです。

Cの「やってない!」が「自分がやったことすらみとめない奴」という評価になるようにコントロールしています。もちろん、劣等感が強くコントロールしやすい人間Bを選んで取り巻きにしているわけですから、取り巻き自体がすでに正常な判断ができる状態ではありません。B自体が既に優越感を得ることができるというメリットを享受している状態にあるのでAの言うことを信じて(口実にして)Cを攻撃します

自己愛Aが「私はこんなにひどい被害をうけた」と悲痛な演技をすれば、取り巻きBは正義を振りかざして無実のCを自分に酔いながら糾弾します。

そうして、Aが望むようにコミュニティ内におけるCの立場が弱くなり、Aの居心地の良い空間ができあがっていくんですね。

Sponsored Link

自己愛性人格障害は徹底して無責任

なぜ自己愛は自分自身で攻撃しないのでしょうか?

それは、責任能力が無いからです。そういう障害なんですね。

なので、「私はお前のここが気に入らない」と面と向かってハッキリとは言いません。認知が歪んでいるのでいつも自分は被害者であると思っています。

モラハラの手口はいつだってそうですが「ハッキリ言わない」のです。

いつも態度や言葉の端々に匂わせて、「察しろ」というオーラで攻めてきます。

記憶すら作り変えて自分は被害者であるというストーリーを用意して相手に責任を追求するようなやり方をしてきます。

無視、物への八つ当たり、「そんなことも言わないとわからないの?」…etc.

そうしてコントロールするのが常套手段です。察しが悪いとAの態度がキツくなる。言葉はコロコロ変わる。ダブルスタンダードが基本です。

「俺にこんなことをさせるお前が悪い」…こういった責任転嫁もテンプレ。

全ては人のせいです。

なぜなら自分の欠落している部分を補ってくれる機能を自分以外の人間に求めて生きることが標準なのですから。他人は自分の支配下におけなければ、自己愛性人格障害の人間は非常に不安定になってしまうんですね。

自分と他人の間に区別がありません。

自分と他人が違う人間であるということがわかりません。

そもそも、自分という人間自体に重大な「機能的な障害」を抱えているのが自己愛性人格障害なのですね。

■関連記事

「類は友を呼ぶ」と言いますが、自己愛性パーソナリティ障害は他者のマインドコントロール(洗脳)を得意としており、「洗脳のしやすさ」といったところで関係性を構築していきます。加害行為に加担するのは自己愛性パーソナリティ障害のマインドコントロールを受けやすい、つまり「自分自身の価値を他人
自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)が行うモラルハラスメントでは、加害者と被害者の間に一体何が起こっているのかを図解にしてみました。
人間の集団において、能力による仕事の割り振り等をはじめとする「人物の評価の差による扱いの差」が存在する場所において、必ずといっていいほど現れ...

Sponsored Link

コメント

  1. 通りすがりのエキストラ より:

    こんにちは。

    最近職場にいる自己愛さんの対応に困っている者です。
    突然ですが自己愛さんのターゲットにならない方法ってあるのでしょうか?

    つい最近までこの診断名など露知らず、自分が失敗したから怒られる、
    自分が至らないからダメ出しをされるのだと、自分に問題があるからだと思っていました。しかしその正体は自己愛性人格障害だったようです。

    自分はよくターゲットになりやすく、
    職場でもどんどん無理を要求されとても辛い経験をしています。

    ターゲットにならない限りは平和なのですが、同調して誰かを悪く言うのは気が引けるし、取り巻きの一味にはなりたくありません。自己愛は、率先してターゲットを攻撃するわりに、いざ責任問題になると他人に擦り付けますよね。所詮取り巻きになったとしても、自分の身代わりなんじゃないでしょうか。とにかく、巻き込まれたくありません。

    かといってターゲットになるのは辛い日常の始まりです。
    ターゲットにならない方法というよりは、ターゲットになっても上手くかわせる方法ってあるのでしょうか?

    • kinimini より:

      コメントを確認するのが遅くなってしまいました。すみません。
      専門家ですら逃げろという障害ですから、個人的にはあまり同じ空間に居続けることをおすすめしません。
      ですが、自己愛性人格障害は確実に相手を選んでいます。
      勝ち負けや上下を異様に気にしますので、動物的な感覚で恐怖を感じる相手には手を出さない印象です。
      理性的でいわゆる「いい人」であり、自己愛の憂さ晴らし要因として認定されたか、もしくは自己愛の嫉妬を買った場合などによくターゲットにされるように感じます。

      また、自分が悪いのでは?と感じやすい人はターゲットになりやすいです。
      自己愛は「自分は悪くない&相手を悪いことにしたい」です。

      凹凸がうまくはまらないようにすることと、敵に回したら怖いと思わせることは大事だと思います。

  2. rii より:

    ナルさんはじめまして!
    いつもブログ拝見させて頂いてます。
    私は長年、自己愛男女のターゲットになる事が多々ありこの障害を知るまでは彼女達の行動が全く理解できませんでした。男性の場合は恋愛関係ではなく、組織が同じ場合です。酷い時は何人かから一斉に攻撃されました。
    とにかく私から自信を奪うのと、彼女達の感覚で自分が勝っている所を伝えてくるのです。
    言われた言葉がたまに思い出され辛くなる時があります。
    ターゲットから外れる事が難しく、会社を辞める事になったりしました。
    他の人から褒められる部分でさえ、自己愛の人から見たら私の欠点に見えるのですね。

    • kinimini より:

      はじめまして!
      ターゲットになりやすい人はとことんターゲットになってしまう現象があります。かつての私もそうでした。
      一度ターゲットにされてしまうとなかなか対処が難しいので、「この人はターゲットにできない」と思わせたほうが安全かなと思います。

      他の人から褒めらられる部分があるからこそターゲットにされてしまう、と考えたほうがいいです。
      基本的に自己愛性パーソナリティ障害は「人よりも勝っている」という思い込みを現実にするために、現実の方を様々な手段を講じて歪めるという特性があるので、他の人が輝いていたらそれを否定するんですね。
      なので、ターゲットにされてしまう人はむしろ魅力的な人が多いですよ。そして、多くの場合、優しすぎます。