自己愛性モラハラ被害の被害者に必要なのは自分への許可

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モラハラ加害者は自分の自己陶酔エネルギーを補給するため、より低コストで加害できる相手を探しています。

加害することによって支配欲や優越感からエネルギーが補給できるからです。

「より低コストで」ということはどういうことかというと、反撃しにくい立場だったり、自分で自分を律している人をターゲットにするということです。

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何考えているかわからない・何するかわからない人はこわい

これは普通の人でもそうでしょうが、何をしでかすかわからない人はこわいです。

人間関係は利害関係が絡んでいたとしても、少なくともある程度の信頼関係があるから継続できるものです。

取引においても、相手が契約違反すると思っていたら取引できません。

自己愛者のモラハラ被害に遭ってしまう人は真面目な人・内省的な人が多いと言われます。真面目、それは自己愛者にとって「想定内の動きをする」ということです。そして自分を振り返る傾向、これは言いがかりをつけやすいと自己愛者は感じます。

被害者は自己愛者からみて「おかしなことはしない」と信用されているわけです。

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エネルギーを奪える相手だと学習させない

自己愛者によるモラハラの目的のひとつはエネルギーの搾取であるため、エネルギーが奪えなければその目的は達成できません。

ですからエネルギーを搾取できない相手だと理解してもらうことが大切です。

嫌がらせしたら、嘲笑したら、ディスったら、マウンティングしたら、、支配欲満たされた!優越感満たされた!自己陶酔エネルギー補充できて快感!!

そう学習させてはダメだということです。
(書いててマジでキモいなと思いますが、あの人たちの中身はこんなです。)

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自己愛者は自己愛者ですから、「うわー、、、今、自己陶酔エネルギー補充しようとしてるな~…。」という事実に目を向けてください。

嫌がらせも嘲笑もディスりもマウントも、あなたにコンセントを差し込んでエネルギーを奪おうとするための行為であり、そのあなたの価値を値引こうとしたり下に置こうとする言動はいわばただのフェイクです。

「そういうことで快楽感じちゃうタイプの残念な人なんだな~」と思っている立場、が大切です。

自己愛者によるモラハラは「真に受けること」によって成立します。自己愛者がまともな人間だと期待したりすることによって成立するとも言えます。

自己愛者は「コイツはまともじゃないな」と判断された相手からはエネルギーが奪えません。嘘が通じない、エネルギーが奪えない、これは自己愛性モラにとっては死活問題ですから、より奪いやすい人を探します。

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タゲられてからだとちょっと大変

「コイツはまともじゃない」

そう思うまでの時間は人によってまちまちです。特にそれまでの学習によってバラつきがでます。

機能不全家庭で育った人はその判断が遅れがちになり、どこにいってもタゲられるという現象が起きやすいです。一方、健全育ちの人は「この人厄介なタイプだな」とだいぶ早い段階で距離をとったりします。

それは自己愛者のジャブ打ち段階によくある「人に対するリスペクトの欠けた軽度な言動」を見逃さない&付き合うに値しない相手であると即判断して実行できるからです。

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ターゲットにされてやっと気がついた被害者が、「コイツはまともじゃない」と思って距離をとったり付き合い方を変えようとすると、加害者は被害者にすでに執着しているため厄介なことになる可能性があがります。

攻撃の激化ですね。

自己愛者は自他境界不全のため相手を尊重することはできません。支配関係か利害関係しか築けませんから、この攻撃の激化は「支配対象(サンドバッグ・奴隷)は主人の思い通りになるべきだろ!」という意味になります。

これに従う、ということは支配対象でい続ける、ということになってしまいます。

ストーカー殺人もそうですが、執着対象となった相手が思い通りにならない時、自己愛者は相手を破壊しようとさえします。

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良心の枷がついてない人間は枷がついている人間が大好き

被害者はどこか穏便にことを済ませたいと思う傾向がありますが(そういう人をターゲットにします)、「支配されない」ということを決めてください。

人を嫌うこと、付き合う人を選ぶこと、逃げること、戦うこと、これらのことに許可を出してください。

人にリスペクトを持てない、共感や思いやりのある協調関係を作れない人はいます。

また、これはある特定の行動をおすすめするというわけではありませんが、「コスト」を払う覚悟を持てば結構色々なことができます。

こういった場合、正当防衛、心神耗弱、情状酌量の余地、などについて理解を深め、日常的かつ継続的に加害を受けていたという事実や追い詰められていた状況がわかるようにしておくことも大切です。

無論、損切のためにこれだけの「コスト」を払うだけの価値があると判断できるような状況になってしまう、というのはだいぶ悲惨な状況ですが。

何をするかわからない人でいる、その許可を自分に与えてあげるだけで、自分を縛る鎖は減ります。

自己愛者には良心に基づく鎖はありません。そしてあのヒト達はよりたくさんの鎖がついている人が大好きです。そこに留まって加害され続けてくれるからです。

人の心を持たない獣に襲われたときは鎖を引きちぎっていいのです。むしろその鎖を振り回しましょう。

その鎖はそもそもあなたの人生をより良いものにするためにあったはずのものなのですから。

加害者はよりデメリット少なく加害できる相手を選んでいるため、被害者の傾向自体は存在します。だからこそ俗に言う被害者体質という方々がいます。 新たな被害に遭わないため、知識で防犯力をあげることを目的として記事を書いていきたいと思います。

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