自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)の攻撃パターン

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自己愛性人格障害の攻撃行動は驚くくらい同じです。
被害に遭った人がそのやり口に「自己愛性人格障害」だと気がつくことができるのも、あまりにも同じようなことが別の場所で起こっているからです。

ターゲットの悪評を流し善人を悪人に仕立て上げる

これは学校や職場などのコミュニティにおけるモラルハラスメントのやり方です。

自己愛性人格障害は相対的優位性に固執するため、特に自分の理想の世界を脅かす存在は潰そうとします。しかし、正々堂々と良いライバル関係になることなどはありません。ドロドロした人間関係を描く漫画や小説作品のように、汚い手を使ってターゲットを陥れていきます。

ターゲットの居場所を破壊するため、ターゲットから人が離れていくように仕向けます。

自己愛性人格障害の人間におけるコミュニケーションは、基本的に自己陶酔を得るために行われます。すべてが自分が勝つため、自分が得をするためです。知能が高めの自己愛性人格障害は、演技性的な要素も持ち合わせており外面がいいことも多いですが、それも「自分は特別な人間であるという自己像のため」なんですね。

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狡猾な自己愛者は「被害者」や「弱者」であることの旨味を知っています。そこで、ターゲットを陥れるときも自分がターゲットに被害を被っている被害者であるという嘘のストーリーを周囲を巻き込んで作っていきます。

この自己愛性人格障害の嘘を信じたものは、自己愛者の代わりにターゲットを攻撃する自己愛者の手先もいえるような存在、いわゆる取り巻き・フライングモンキーへとなっていきます。

自己愛性人格障害はこのようにターゲットの価値を値引き、相対的な優位性を上げ、支配欲を満たして自己陶酔を得ていくのです。

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ターゲットに対する異様な執着の理由

普通の人は嫌いな人には極力関わりたくないと思うものですが、自己愛性人格障害はこのような攻撃行動を「嫌っているから」やっているように見えて実はそうではありません。

自分の理想の世界に固執するので、相手を屈服させること・相手を支配すること・相手からエネルギーを吸い取ること(自己陶酔を得ること)を目的として行動します。

それはどういうことかというと、そもそも自己愛性人格障害は人格形成の段階で自分自身を形成しそこなっているので、好きなこと・嫌いなことという自分軸の感情を持つにいたっていません。強いて言うならば好きなことは自分が優れていると感じることです(自己陶酔を得ること)。

ですがそれは「そうせずにはいられない」からそうなのであって、心の中では何かに情熱を捧げることがありません。例えば誰かが何かの芸事で名声を得た時、自己愛者は芸事には興味がなく、その名声に興味があります。名声のために努力できるかできないか、という違いは自己愛者によって個人差はあっても、基本的に能動的に何かを「好き」という感情は希薄です。ただ、動物的な本能はあるので、食事・睡眠・性に対する欲望、ラクしたいみたいな欲望は持っています。

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普通の人は自己愛者の行う攻撃行動を「よっぽど嫌いだからやるのか?」と感じますが、根本的にそうではないんですね。健康な人が他者にここまで執拗に攻撃したいと思うにはそれなりの深い深い恨みがあるのが普通だろうと感じますが、自己愛性人格障害の攻撃の理由はむしろ「ターゲットから搾取したい」という欲望に近いです。何を?自己陶酔をです。

ターゲットになる人間が持っていて自己愛性人格障害持っていないもの、それは自分の感情そのものをそのものとして自分で処理できるかどうかということです。

自己愛性人格障害は自分で自分の心の問題を処理できないからこそ他人にそれを押し付けるのですが、ターゲットになる人間というのはだいたい他人の問題までも処理しようとする傾向があります。共依存的傾向ですね。日本人は共依存的な人間をむしろ賛美する傾向が多いのでそもそもこの傾向を持った人間は多いです。それがまた自己愛性人格障害をのさばらせる土壌を作ってしまっていると言っても過言ではないでしょう。

自己愛性人格障害は厄介な感情をターゲットに押し付けながら、ターゲットを下に置くことで自己陶酔を得ようといます。実態はターゲットが持っている心のトイレとでも言うような機能に無理やりタダ乗りして排泄物を投げつけているだけですが、自己愛性人格障害は自他境界がとても曖昧なので、自分が欲しくてたまらなかった心のトイレを我が物にした気分なんですね。

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ターゲットが逃げようとすると

そのような理由のため、自己愛性人格障害はターゲットを必要としています。嫌っているのではなく、「死活問題として必要としている」のですね。

ターゲットになった人間はたいてい自己愛性人格障害から逃げようとしますが、どういうわけか自己愛性人格障害の取り巻きから被害者と加害者を和解させようとする、接近させようとする動きがあったり、直接自己愛者が働きかけてくることが少なくありません。

散々「ターゲットはひどい人」というネガキャンをし、「ターゲットの価値は自己愛よりも下!」とやっているのに、ターゲットが離れていくのは止めようとします。ターゲットを貶めることでエネルギーを得ているいじめ依存症だからなんですね。

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私もかつて距離を置こうとしているにも関わらず、自己愛の取り巻きから「自己愛ちゃんが一緒に○○したいって言っていたよ」などと絡んでくるということが何度も何度もありました。自己愛性人格障害は自分を被害者の位置に置きながら場をコントロールしているので、「こんなにされてもどうにか仲良くしようとしているやさしい私」を演出していました。

もちろん、こういった汚いやり口や嫌がらせの数々にみんながみんな気がついていないということはなく、気がついている人は巻き込まれないように自己愛とも私とも距離を置いて傍観していましたが。そうして結果的にターゲットの周りには上辺だけニコニコしながら探りを入れてくるような自己愛の取り巻きばかりが残ったりしてしまうのも悲劇です。

自己愛性人格障害は心が弱すぎるので「ターゲット」となる他者がいないとまともでいられません。だからこそターゲットに執着するのですね。ですが、完全にターゲットが自分のもとから離れると、すぐに次のターゲットを見つけ出します。でないとメンタルが死んでしまうので。まさに依存症です。

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自己愛性人格障害の元被害者の立場から願いとして

日本は自己愛性人格障害的な人間に対して、気がついた人であれば「関わらないほうが良い」という選択をとる場合が多く、いじめ問題もいじめ主犯格・いじめ取り巻き・傍観者・被害者という関係性になってしまうことがとても多いです。目の前で起こる人権侵害について、面倒だからと傍観者的立場を取りがちです。これは被害者から見たときには人権問題を容認している態度に見えます。

自己愛性人格障害の認知度があがり、自己愛性人格障害のテンプレな攻撃行動を多くの人が理解するようになって自己愛性人格障害のいじめが無効化される日がくることを心から願います。

この記事がもしお役に立ちましたら是非ご紹介してください。どうぞよろしくお願いいたします。

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