マニピュレーター(人をコントロール/操作する人格)対策/心理学

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人間の集団において、能力による仕事の割り振り等をはじめとする「人物の評価の差による扱いの差」が存在する場所において、必ずといっていいほど現れる存在、マニピュレーター。

■発言力の強い人

■その集団において価値があるとされている何かを持っている人

などの周りにはだいたいマニピュレーターがいる。

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マニピュレーターという人格

マニピュレーターとは、人を操作する人格のこと。

(そうとはわからせずに主に陰で)。

人格障害にはクラスターで分けられた10種類の人格障害が診断上存在するが、それとは別に「潜在的攻撃性人格障害」と書いているページもある。ただ、特定の書籍に記載はあるものの一般化している診断名として実存するのかは謎だ。

対人操作がその基本となるので、診断名上に存在する人格障害においては、自己愛性人格障害・境界性人格障害等のクラスターB群における「他人をまきこむ」タイプの人格障害に分類されると考えられる。

マニピュレーターは人の関係性を操作することによって自分が利益を享受するが、自分を正当化するやり口が非常に巧みなため、ターゲットを消耗させつつもマニピュレーターに責任があると思わせない。

いかにも悪人というケースでは無く、むしろ印象はとても良かったりするから厄介だ。

しかし、印象のよさで「きっとこの人は善意で言っているに違いない」などと思わせることこそがその手口のひとつであり、そういった人の良心や罪悪感などをうまく刺激することによってマニピュレータは思うがままに周囲の状況をコントロールしていく。

マニピュレーターの目的

マニピュレーターのやり方は対人操作が基本だが、その方法は直接的な攻撃性などは隠した「カバードアグレッション」というものである。

カバードアグレッションとは、所謂「いい人のふりをして攻撃してくる人」が用いる手法だ。

攻撃するにはもちろん目的が存在するわけだが、マニピュレーターというのは自分の社会からの評価や、そこから得られるメリットというものに非常に敏感である。

力を持っている人に近づいて、あるいは力を持っている人の近くの人を取り込んで、マニピュレーターは「その力」が自分の理想のカタチになるようにコントロールする。

ケースは色々あるが、おおよそ

①純粋にその人の持っている力(スキル等)を近くにいることで利用するケース

②その人が持っている発言力などのいわば権力を我が物にしようとするケース

③ライバルとなるその人を潰したいケース(単純に気に入らないだけのときもあるが)

が多いように思う。

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マニピュレーターの手口

よくやる手口としては

・他の人がターゲットとなるその人とは近づけないように牽制をしながら、ターゲット本人には虚実を交えたエピソードを話したり匂わせたりしながら「ターゲットが抱く周囲の人への印象」を操作していく。

・ターゲットに比較的近い周囲の人を取り込んで、「周囲の人が抱くターゲットの印象」を操作して、マニピュレーター本人が望んだ攻撃を代行させていく。

・道徳心、罪悪感、「当然こうするべき」という模範を持ち出して断りにくい状況をつくりあげた上でターゲットの行動を他の選択ができないようにコントロールする。

対人操作はあからさまにではなく、実に巧妙にやってくれる。

■③ライバルを潰したい時の例(もっと他の例も知りたい方はページ下部の「○追記2」へ)

嫌味っぽくなく、感じよく会話に印象操作を入れていく。

「え~?○○やってないの?またタゲさんってばおっちょこちょいだなぁ。こないだは私がフォローしておいたんだけどさ~!(^^)」

…こういった、ターゲットの印象を下げると同時に自分を上げるという会話を、とても軽い感じで繰り広げていく。

(実際は、マニピュレーターがターゲットに情報すら流していない)

知らない間に仕事が自分に振られたことになっていて、知らない間に自分が忘れたりサボったりしたことになっていて、そのフォローをマニピュレーターがやったことになっている。

マニピュレーターの自作自演によって、周囲の人の印象は知らず知らずのうちに「ターゲット下げ・マニピュレーター上げ」になっている。

または、ターゲットがやってくれたことをいつの間にか横取りしてマニピュレーターがやったことにしていたり。

他には、ターゲットがいつの間にかプレイベートで悩んでいて仕事が出来ない状態という設定になっていたり、その設定は様々だが、ターゲットは仕事が出来ない・マニピュレーターの方が優秀であると周囲が認識するように仕向けることにより、ターゲットがこの先活躍しにくい状況をつくりあげていく。

そして、これらのことは一度くらいだと不思議に思われないような些細なことなのだが、何度も執拗に色々なバージョンで繰り返していくことによって流れをつくってく。

ターゲット本人が気づいた頃にはマニピュレーターの意図したレッテルがベッタリとターゲットに貼られていて、周囲の人がターゲットに対してネガティブな接し方をするようになっているというケースは特別珍しいことではない。

①ターゲットの持っている力(スキル等)を近くにいることで利用するケース、②その人が持っている発言力などのいわば権力を我が物にしようとするケースは、やることは似たような感じではあるが、印象操作をする相手が異なる。

①の時は、ターゲット本人の心の隙間を利用して気分をよくさせたり、共通の趣味を探って心理的距離をつめたりしながら、情を引き出したり、責任感や同情心、罪悪感を刺激したりする。そしてターゲットのスキルを無償(もしくは格安)で提供させる。

このターゲットになると、「異常に距離をつめるスピードが早い」&「気がついたら親友みたいなポジションにいる」と感じたりする。

②の時は、①のように心理的距離をつめることにプラスして、周囲にも③のケースと同様の操作を加えることで(ターゲットのややプライベートな失敗を面白く話したり)、ターゲットとの仲の良さをアピールするとともにマニピュレーター本人の価値をあげ、マニピュレーター自身の影響力を強める。

更に、ターゲットの権力を自らが奪い取ることが目的の時は、ターゲットとの親しさをアピールしながらも「実はアイツはしょうもないやつなんだぜw」というようにターゲットの価値を下げ、マニピュレーターの方が実は上であるという操作をする。

・狡猾な虎の威を借る狐

・羊の皮を被った狼

といったところ。

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モラルハラスメントを代行させる

マニピュレーターの目的がターゲットの破壊(もしくは地位の強奪)であった場合、印象操作が進行していくに従って洗脳された人間はマニピュレーターの意図するような「攻撃」を代行するようになる。

人は相手に対するイメージによって言動が変わってしまったりするためだ。

「ターゲットさんは嫌いな人にわざと連絡をまわさない」というデマが流布されている場合、マニピュレーターがわざと「あれ?この連絡もらってない」と言えば、善意の人はターゲットに「そういうことするのやめなよ!」と注意するようになる。

コミュニティ内においてターゲットの人格的評価が低くなってしまっているため、ターゲットは周囲と信頼関係を構築できず、助けを求めることが出来ない。

そうして、「え?私のことそういうふうに思っているの?」というような周囲の言動により、ターゲットはより孤立感を深め、また人間不信になり関係がさらに悪化、居場所や尊厳を破壊されていく。

マニピュレーターに気がつけないままターゲットになると、身に覚えがないのに人間関係がうまくいかない。

マニピュレーターはそういうやり口に気がつかない人達を中心にまわっていく世界を構築していく。

中には気がつく人もいるが、コントロールが進行していくとあえて教えてくれる人もいなくなる。

気がついている周囲は「あぁ、あそこはね…」という暗黙の了解のもとターゲットともマニピュレーターとも、マニピュレーターの考えに侵食された人とも上手に距離をおいていくようになる。それが殆どの大人だ。

人を見る目は大事。

なぜだか人間関係がうまくいかない人。

周りを見渡すとそこにはマニピュレーターがいるかもしれない。

マニピュレーターの対処法

オススメの書籍



 

マニピュレーターのターゲットになっている時、違和感はありながらもその違和感を口に出すのが難しい。

むしろ違和感を口に出せるようになった時にはもう取り返しのつかない状況になっている。

筆者自身も被害にあっていた当初は混乱の中にいた。これは一体なんなのか?と書籍を読み漁り、時が経ったから今こうしてブログに記事を書くことができるようになった。

「逃げることができるのなら逃げろ」というが多くの人が言うことだ。

上記の書籍には対処法として「WinWin」の関係構築を勧めている。

マニピュレーターは自分が優位であること・利益を得ている状態に執着するため、それを踏まえて相手にとってWinWinになりうる落とし所を提示することができれば打開策になりうるかもしれない。

筆者としては

・敵に回すと厄介な存在になり

・潰すよりもいた方が得(利用価値がある)だと思わせる

この2点を満たせた場合、共存の可能性はあるのかもしれないと思う。

ただし、その人格の問題としてマニピュレーターとターゲットの協調関係が成立したとしても周囲の人間の関係がコントロールされる可能性は常にあるので、その点はいつも気を配らなければならないと考えられる。

ただ、取り返しのつかない事態になる前に、知識としてそういう輩の存在を知ってるっていうだけでもできることは格段に増えるのではないかと思う。

人の良心につけこんで搾取することになんの罪悪感も感じない人間が存在するという事実を知っているだけで、罪悪感や責任感を過度に刺激してコントロールしてくる手法にはひっかかりにくくなる。

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マニピュレーターを見破るきっかけとなる具体例集

マニピュレーターのターゲットになると違和感はあるのに決定打がないということが続く。

ここではそういった「一見些細なこと」でありながら、早くその違和感を大事にしておけばよかったと思われる出来事を列挙する。

普通の会話の中にも、マニピュレーターという人格が持っている基本的な態度が垣間見れる。

おそらく被害に遭っている人なら「わかる!」という類のエピソードなのではないかと思う。

ひとつひとつは些細なことだが、小さな攻撃も執拗に繰り返されることでマニピュレーターの意図する「流れ」が生まれる。

また、コミュニケーションの中で感じる小さな違和感はその後の大きなトラブルを未然に防ぐことのできる可能性を秘めている。

具体例1

~タクシー乗車時~

前の席に上司、後部座席にマニピュレーター先輩とタゲが同席。

降車時の支払いにて上司が支払いをした際、いくらかのお金を用意しようとタゲが財布を出したところ、マニピュレーターが手を出して「早く出しなさないよ」というジェスチャー。

マニピュレーターはそのお金を受け取ると、マニピュレーター自らは財布を出さずにそのままそのお金を上司に「まるで自分が出したかのように」にこやかに「はい!」と渡す。

(手柄を横取りしたケース)

具体例2

~嘘の愚痴・相談~

マニピュレーター店長が、派遣会社の担当に軽く愚痴ることから始まる。

「大学生が殆どシフト出してくれないんですよ~」

一方、シフトにいくらたくさん希望を入れても殆ど入れてもらえないターゲット。

シフトに入った時もマニピュレーターの態度が冷たく、透明人間のように扱われる。

そして、しばらくするとターゲットが派遣会社から「もっとシフト入れるでしょ?!」と注意されるようになる。「希望を出しても入れてもらえないんです。」と訴えても聞き入れてもらえない。ターゲットは徐々に情緒不安定になり、そのまま退職。

(嘘をもとにした証拠の残らない嫌がらせのケース)

具体例3

~職場環境の異変に気づいたとき~

動物の遺骸が職場の普段使用しないエリアに放置されたままになっている。

掃除担当の方が片付けるのを期待していたが、数日間そのままなので誰も気がついていないと思い、もう間もなく来る上司に相談しようと思いながら「これ、まずいですよね?」とマニピュレーターに軽く話を振ったら、突然嬉しそうに部屋を飛び出すマニピュレーター。

上司を急かして連れてくる(マニピュレーターが見つけたことになっている)。

(手柄を横取りしたケース)

具体例4 

ターゲットが取りまとめている連絡係などの雑用を、あたかも故意に人(マニピュレーター)を排除するようにコントロールしているとして無実の「相談」をバラまく。

「私だけ連絡もらってない」という、よくあるパターン。

マニピュレーターの相談で同情した人によるターゲットに対する代替攻撃。

ターゲットを悪人に仕立て上げる手法。

具体例5

ターゲットの評価があがるような仕事(厚意の雑用)があった場合、その仕事のデータをそのまま消去。

マニピュレーターがミスで消去したことにすらならず、そもそも最初から「無かったこと」にするマニピュレーター。

具体例 6

~コミュニティ内におけるターゲットの価値を値引く~

ターゲットの所属しているものをさり気なく相対的に下げる。マニピュレーターは基本的に自分のイメージが悪くなることをしないので、ディスり方は実にスマート。

「正しさ」を主張しながら、暗にターゲットの価値の方が低いと思わせるようなやり方をする。AとBの2つを対比させ、A所属よりもBの方が価値が高いというニュアンスのエピソードを語ったり、あるいは、「A所属の人にはこんな人がいてとても残念な思いをしているの」というものの言い方をする。

具体例 7

~自分の過ちは矮小化する~

人の不倫や浮気を糾弾していた過去がありながら、自分自らがその立場になったら自己正当化に余念がない。「こんな被害にあっていた」と、今までずっと我慢していたかのように語りはじめ、同情を買いながら「だからしかたがなかった」というように話を展開していく。また、似たような罪を犯した人間を巻き込んでその場にいる人間に自分よりもその人間の方が罪があるかのように話をスライドさせていく。

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マニピュレーターのトラブルを未然に防ぐには?

マニピュレーターは自分が得をすることに敏感である。また、マニピュレーターが望むのは相対的な評価の優位性だったりすることが多い。

「それが上がりそうなもの・下がりそうなものが何か?」を意識すると、少なくともある程度のことを自衛出来る望みがある。

マニピュレーターについて詳しく知りたい方は、自己愛性人格障害(自己愛性パーソナリティ障害)やサイコパスについてもよく調べてみることをおすすめする。

マニピュレーターの手口は、その殆どが自己愛性人格障害のやり方のパターンとされているものであり、その手段がより「わかりにくいもの」をそう呼んでいるという状態であると言ってもいい。

<自己愛性人格障害の人間がよくやること>

・事実の中に嘘を混ぜる。

・会話の中にわざと誤解させるようなことを混ぜる。

・みんながあなたのことをこう言ってる、など、本人の意見ではないことにしたネガティブな情報を伝えてきて心理的に弱みを握ろうとする。

・ターゲットの所属しているものを仄めかしでディスる(○○が好きな人ってさ~等)。→指摘されても「そういう意味じゃない」と言い逃れできるように

・態度で威圧する(ターゲットだけ無視、等)。

・上には弱く、下には強いタイプ。

・自分が有利に生きることに注力しているので外面はすごくいい。むしろ「いい人」と評判だったりする。

・人格の発達の過程で自他未分離。したがって「人それぞれ」という感覚を持つことができない。自分の価値観をとても違和感なく「正義感や善意で」おしつける。

・ダブルスタンダード(本人は無自覚だったりもする)で人を混乱させ支配する。

・「俺を怒らせたお前が悪い」論を展開する。

・話の辻褄が合わない。論点がずれる。

・都合の悪い記憶は忘れてしまったり改竄される。

ご参考にしていただければと思います。

※こちらのブログ記事について

リンクフリーですが、著作権は放棄しておりません。

参考にさせていただいた記事(2018年2月17の記事)の管理者様には許可をいただきました。

過去に丸パクリに近い記事に不快感を覚えたということと、サイトの趣旨に合わない記事なので削除するということで、その記事をお譲りいただきました。改変を加えましたので共著です。

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