悪質なカウンセラーに気をつけよう

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モラハラ被害・パワハラ被害・性被害…

少しでも楽になりたくて受けたカウンセリングでさらに傷ついて帰ってくる。

実はこれ、珍しいことではありません。

X(旧ツイッター)ではそんな体験談はよく流れてきます。

カウンセラーは自称できる

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弱っている時というのは大抵混乱していたり冷静さを失っていたりするものです。

自分の力では立ちあがることが困難である、そう感じるからこそ誰かに頼りたくなるのでしょう。

しかし、弱っているクライエントの立場からみるとカウンセラーが「正しい存在」に見えても、そのカウンセラーもただの一人の人間ですし、人柄も職能も様々です。

そもそもカウンセラーと名乗ることに資格はいりません。誰でも名乗っていいのです。

極端な話、あなたが今すぐに「〇〇専門カウンセラー」と名乗っても法的には全く問題がありません。

そういう職業である、ということを念頭に置いてください。

専門教育を受けていても適性があるかどうかは別

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X(旧ツイッター)でも書きましたが、心理を学んでいる人は「心理を学ぶ必要があった人」が多いため、病んでいる人が多いです。(もちろん病んでない人もいます。割合が多いという話です。)

私は心理系の学部・学科ではありませんでしたが、大学にあったその学部の学生に対して他の学部の学生達の評価は「病んでる人多いよね」が共通認識としてあり、主に学んでいる学舎は「病棟」などと呼称されていました。

実際、私を格下認定し続けていたフレネミーな人は、大学院まで進んで臨床心理士をやっています。私に対する神経症的競争の態度もそうですが、血液滴る病んだ絵や、死や麻薬に関連したポエムなど、いかにも「病んでます」といった感じの方でした。

他、予定変更でパニックになったり、頑なにルーチンを崩すことができない自閉症スペクトラムの方なども心理系でした。

生きづらいからこそ何かを知りたくて心理学を学ぶのでしょうね。その姿勢自体はむしろいいことだと思います。

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しかし、本人が自分を救いたくて学んでいる、というのは本人だけの問題で済みますが、クライエントを持つとなれば話は別です。

溺れている人が「浮ける何か」を求めて情報を得たとして、溺れている人を救えるわけではありません。

専門的に学んだからといってカウンセリングをする側の適性があるわけではないのです。

専門知識と適正はもはや別です。

様々な活動は健康を土台としています。逆に健康でなければあらゆることに障害がある状態になります。

ましてや、精神的な健康状態が危ぶまれている方を相手にするのに、カウンセラーの方が健康でなければ一緒に溺れるだけです。

自分を思い出してエンパワーメント

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カウンセリングやスピリチュアルな業界で、自己愛被害に遭ったという声は度々聞きます。

実際、自己愛傾向の強い人は「自分は正しい」という位置にいたがるので、自分を教祖のようなポジションにして人を支配する生き方を好みます。

カウンセラーというのは自己愛傾向のある人からすると「弱った相手に影響を与えることができる職業」です。しかも閉鎖的空間ですから、そこでどんなやり取りがなされたのかは外部の人間からはわかりません。

嫌な話ですが、自己愛者にとって支配欲が満たしやすい魅力的な職業であることは確かです。

カウンセリングは本来、その人をエンパワーメントするものです。

傷ついて混乱している心を落ち着けてもらう場です。

自分の感情を見つめて、受け入れて、生きやすくなる手伝いをする場です。

「自分なんか」と思ってしまうのはなぜか?と掘り下げた先に、「あれ?自分なんかじゃなかった」と気づいてもらうものです。

「あなたはこう感じるべき」「あなたは〇〇するべき」はハラッサーの態度と同じです。

それは本人の力を引き出すアプローチではなく、支配的アプローチです。

答えは本来各々の中に既にあるのです。

セルフカウンセリングのすすめ

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カウンセラーにハズレが少なくないことを知っている人は、なかなかカウンセリングに足を運ぶことができません。

かくいう私も心身症の症状が出ていた当時、心療内科にかかりたい・カウンセリングを受けたいと思っていましたが、「変な人が多いからやめたほうがいい」と止められました。(当時は口コミ情報などもろくに得られない時代でした)

本来であればいい人と繋がることがベストですが、信用のおける口コミ情報は誰でもすぐに得られるわけではありません。カルト化して教祖と信者みたいになっているところはむしろ信者による口コミは良かったりするのも難しいところです。

昨日、旧ツイッターでもシェアしましたが、これは参考になると感じたのでこちらでも引用させていただきます。

<私の場合>

医療機関などに行けなかった私は、偶然ではありますがこの表にあてはまることを結構していました。

・自然に触れる

・打つ・叩く

・書きなぐる

・泣く

・寝る

です。

そもそも突然涙が出てきたり、入眠がうまくいかず日中に気絶するように突然倒れ込んで寝てしまうような状態だったので、下の2つは意識してやっていたわけではないのですが、少なくともこの中で上の3つは「ストレスを発散する」意識をしてやっていました。

特に書きなぐることはとても大きな効果があったと思います。

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セルフカウンセリングの中にも、書くというのがあります。

出来事を記録し、それをどう感じたのか?それはなぜか?を掘り下げていき、自分の価値観などを客観的にとらえていきます。
そして、自分はどうなりたいのか?これからどうする?を自分で決めていくという作業です。

ハラスメント被害は自他境界の侵害ですから、相手の問題を押し付けられていただけである、ということに気がつくと随分と前進することが可能です。

相手を嫌うことへの許可、拒絶することへの許可、反撃をするも逃げるも自由であるという呪縛からの解放、そういったものができてくると、被害者体質からは脱却していきます。

「カウンセリングを受けたいけれども、お金を払ってまたハラスメントを受けるかもしれないと思うと二の足を踏んでしまう。」

そんな方は是非、自分に合うストレス解消法を実践しながらノートを用意してセルフカウンセリングをしてみてください。

自己愛性パーソナリティ障害によるモラハラ・虐待被害は自分がぐちゃぐちゃにされた感覚を伴う被害体験です。 被害の渦中にいるときは、これにモラルハラスメントという名前がついていることも、相手がおかしいということもわからなくなっていることが少なくありません。

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コメント

  1. 西山輝代美 より:

    実父が亡くなってから、主人のモラハラが始まった事は以前のコメントに書き込みました。主人は婿養子、結納の際、主人の両親に、「養子縁組をしてほしい。」と仲人さんを通じて話しがありました。主人には血も涙もないと今知る事ができました。ナルさんの記事のおかげです。ありがとうございます。私が怒りながら問い詰めたら主人は、「俺の両親は俺を優位に立たせる為にやった事だ。」と責任を自分の両親になすりつけつけていました。「俺は子供たちが大きくなるまではお前の家に居てやるよ。2000万の貯金を置いて俺は裸一貫で出ていってやるよ。」と醜い笑い顔で言った事は忘れはしません。離婚には私は応じていません。私が変われば主人も変わると話していた医師は嘘つきでした。しかも自分が入信している宗教団体に誘導する始末。何処までも卑怯でお金に汚い、性欲支配欲の塊の人間っているのですね。性善説を私は捨てました。今は幸いな事に敷地が広いので、主人は取り壊していない家に住み、私達実母発達障害を持つ息子3人で30年前に新築した家に住み、ほどよい距離を保ちながら生活しています。主人は出て行くの言葉を忘れている様子です。ナルさんの記事をこれからも読んでいき少しずつモラハラに関する知識をつけていきます。

    • kinimini より:

      物理的にもある程度の距離があると態度で威圧されることがなくなるでしょうし、いいですね。
      人権が損なわれずに安心できる平穏な日々が過ごせるよう、応援しています。

  2. ひかり より:

    はじめまして。
    スピリチュアル界隈でモラハラ・パワハラ被害にあい、こちらのブログにたどり着きました。
    長い間記憶の中でも支配されてきましたが、こちらのブログ記事を何度も読み返し回復に向かっています。
    自己愛本人は未だカウンセラーのような真似事で稼いでいて許せませんが、「自分は悪くなかったんだ」と救われる思いでした。
    自己愛について、このような膨大な情報を提供してくださったことに感謝します。ありがとうございます。