自己愛性人格障害一覧

自己愛性パーソナリティ障害は「普通」を飛び越える

自己愛者は「普通は」「常識的には」「みんなは」などの言葉を多用します。ところが、それらは他人をコントロールするためにそう言っているだけであり、自己愛者本人は「普通そんなことしないだろ」を軽く飛び越えた行動を平気でとります。あるいは「平気でとれてしまいます」という表現の方が合致しているかもしれません。

自己愛者は「〇〇が好き」なのではなく「〇〇な私が好き」

自己愛者が求めている自己陶酔エネルギーは飢餓感を伴って欲するものです。したがって、健康な人の「好きなことやって、それで結果でたらもっと嬉しい」というスタンスで行動できる程余裕がありません。 自己陶酔エネルギーが欲しいのであって、何かをやりたいという内発的な動機付けがあるわけではないのです。

自己愛性パーソナリティ障害のコミュニケーションパターン

自己愛性パーソナリティ障害の人は、自己愛が病的なため心が健康ではありません。 よく「共感性が低い・無い」と言われますが、心が健康ではないので人の心に興味を持てる余裕は持ち合わせていません。よってそもそも他者と心の交流があるコミュニケーションをとることができません。

「モラハラなんてみんなやってる」という合意性バイアス

人には合意性バイアスというものがあり、自分の考え方や行動がもっとも一般的で、他の人も自分と同じだと考える傾向があります。善良な人は性善説で人を捉えすぎて騙されたりしますが、逆に自分がいつも嫌がらせをするような人は他者も多かれ少なかれやってると考えます。

「お前が自己愛性パーソナリティ障害だ!」(投影)

自己愛者にターゲットにされると「お前が~!!」の後に続く言葉の多くが「おまいう案件」であることももはや定番です。むしろ殆どが自己紹介である、といっても過言ではないでしょう。 なぜ自己愛者は自分のことを「お前は!」と、あたかもその人がそうであるかのように言ってしまうのか?というと、それは心を守るための防衛機制の投影