「あなたって~だよねと決めつける人の心理/失礼な悪口には理由がある」の関連記事です。
悪口とは人の価値を値引く行為の代表格ですね。いわば侮辱・名誉毀損です。
幸せな人は愚痴を言いません。心が健康な人は満たされていますから悪口なんて言う暇がありません。自分の人生を楽しむことに忙しいですから。
では、いつもいつも悪口ばかり言っている人は?
そう、心が健康ではないんですね。お腹をすかせてご飯ご飯!!と言っているのと同じです。
「自分の存在は価値がある」と思えないと悪口ばかり言うようになる
>お腹をすかせてご飯ご飯!!
と先ほど例えましたが、悪口を言わずにはいられない人というのはまさにこの状態にあります。
お腹をすかせている=自己肯定感・自尊心が低い、もしくは人格形成の段階でもはや自己愛が健全に発達していない(←こちらは病的)
ご飯=自分は存在する価値があると思える材料
です。
自己愛性パーソナリティ障害という人格障害がありますが、これはまさに人格形成の段階で「自分の存在を肯定すること」が出来なかった障害です。誰しもが通る幼児的万能感の段階で発達が止まっています。幼児は負けを認められませんし、自分がヒーローであると信じていますね。
自己愛性パーソナリティ障害は、理想の自分を守るため、自分に対するネガティブな評価は防衛機制によって認知せず、「自分は素晴らしい」という自己陶酔を得るためだけに生きるようになってしまいます。
どうしてそれが悪口につながるのか?というと、それは自分自身で自分をちゃんと認識することができないからなんですね。
自分で自分をきちんと認識できるほど健全に自我が育っていないので、常に相対的なもので自分を肯定しようとするのです。
悪口は言われたもんがち!!
悪口を言われるのは普通いい気分ではありませんが、冒頭にご紹介した記事にも書きましたが、基本的に「あなたは」ではじまるメッセージというのは相手の願望や相手の投影なんですね。
ということは、悪口っていうのは実はもはや透明なんです。その中身をよく見てみると実態がないものなんです。そもそも相手の持ち物なんですから、あなたの持ち物じゃないんですよ。
ではなんで悪口言われるのか?といえば、相手があなたの価値を値引いてエネルギーを奪い取ろうとしているんですね。悪口というのはいわばクレクレ行為なんです。上記で言うところのご飯クレクレです。
悪口を言う対象の価値を値引いて相対的に下であると思い込むことによって「自分は相対的に優位=自分には価値がある」と思い込みたいからなされるのが悪口なんですね。
全て相手の妄想なんです。
衝撃的ですよね。
相対的優位性にこだわる病的な人間というのは、自分ひとりで立っていることが出来ないので常に誰かをターゲットにし、「心のゴミ箱機能のついた松葉杖」のようにモノ化しようとしてきます。人を洗脳することによって一見普通の生活をしているわけです。
悪口などを言いまくったりして相手を攻撃するのは、悪口によって相手を弱らせて相手の「自分で自分を信じる力」を剥奪して利用するためです(無意識レベルでこれをやってます)。
なので「悪口を言われる自分」にフォーカスしてはいけません。相手の洗脳の手口にハマってしまいます。
「悪口は言われたもん勝ち!!」というのは、クレクレしたくなる輝きをあなたが持っていることの現れだからです。
泥棒は、貧乏人に泥棒しようとは思いません。金を持ってるから狙われるのです。金を持っていながら泥棒に甘い人は「奪えそうなので」たくさん狙われます。
心のお金持ちのあなたは、あとはしっかり鍵をかけて警備員を配置してください。