モラルハラスメントの被害には特徴があります。
それは、
被害者はやってもいないことや言ってもいないことをやったこと・言ったことにされて批判される。
ということです。
モラハラ加害者は罪を捏造する
モラハラ加害者の目的は、自己陶酔的なエネルギーを摂取することです。
そのためには「自分は正しい」「自分はコイツよりも上だ」そういった自惚れや思い上がりの感情を味わう必要があります。
ただ、これには問題点があります。
それは「一人では味わうことが難しい感情」だということです。
モラハラ加害者は他人を使ってこれらの欲を満足させる必要があるため、モラハラをせずにはいられないという状態になっているのです。
これで必要になるのは「お前は間違っている」「お前は劣等だ!」という対象です。
これが個人である場合、いわゆるターゲットとされる人物になります。そして、何らかの属性を対象に差別的な活動をしている場合もあります。
モラハラ加害者、もといモラハラ提案者の言うところの自己愛的な変質者は、その自己愛的で異常な執着によって誰かを生贄に捧げることで生き延びます。
ターゲットは自己愛者にとっての生贄。そしてモラハラは生贄の儀式なのです。
自己愛的な変質者は、誰かの罪を捏造して加害するという行為へ依存している人です。
モラハラ被害者に起こること
モラハラ被害者は加害者に仕立て上げられます。
「○○さん、連絡貰ってないって。ちゃんと連絡してね。」
「(あれ…?おかしいな。。)」
こういった小さな行き違いと感じるようなところからモラハラは始まります。
思いもよらないことで注意されると驚きが先にきてしまいとっさに反応できないことがありますが、些細なことと思われるようなことが積み重なって被害者へのネガティブなレッテルが貼られていきます。
自己愛的な変質者は、ターゲットを貶めたいので、貶めるためにせっせと手間暇をかけてターゲットのネガティブなイメージを周りに植え付けていきます。
これは健康的な人にはわからない感覚なので、まさかそんなことがなされているとは思わないターゲットは、「たまたまかな?」「思い違いかな?」と、こういったハラスメントに対して後手にまわって状況が悪くなっていきます。
自己愛的な変質者は「悪意のある行為」を自然にやる
相手は変質者です。
デマを吹聴して回って相手の人格的評価を下げる、こういった行為は「悪意のある行為」だと一般的に認識されます。
しかし、自己愛的な変質者にとってこれらのことは当然で自然な行為でしかありません。
社会通念上こういうことをやると評価が下がるということは理解しているため、「そんなことしません」という顔をしていますが、それをしない状態で今まで生きてきていません。ですのでごく自然にモラハラをします。
もし抑止力があるとすれば、モラハラで得られるメリットを上回るデメリットです。
なるべく初期に気づきたいモラハラの芽
「言ってないことを言ったことにされてる」
「やってないことをやったことにされてる」
それで批判されたり注意を受けたりしている。
この時に黙っていると、自己愛的な変質者に取り巻きがくっつきます。
自己愛的な変質者と同様に「加害したい」という欲を持った人達は「加害できる機会」に食いつきます。
デメリット無く加害できる相手を欲しています。
罪をでっちあげて加害しているという事実は加害者にとっては都合が悪いです。おかしいことがあった時はなるべく早く第三者の目があるところで確認してください。
集団でのいじめに発展していくのを防ぐためにも、これはなるべく早い対応がいいです。
事実が明るみになってもわかりあうことは難しい
自己愛的な変質者は認知に歪みを持っています。
したがって、もし事実が明るみになってもきちんとした謝罪をすることはこの人達には難しいです。そういう障害です。
論点をずらしたおかしな謝罪や、そうせずにいられなかった悲しい過去の話、泣き落とし、口だけで不誠実な謝罪、相手を脱価値化する言い逃げ、「俺は負けてなどいない」を示すための嘲笑…などの対応をしてくることが多いです。
事実を事実のまま受け止めることに障害があるからこそこのような生き方をしているのが自己愛的な変質者なので、相互理解自体が困難なのです。