人間関係がどこにいってもうまくいかなくて疲れてしまった人へ

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人間関係の悩み。それは学校でも職場でも殆どの悩みの原因です。一見進路の悩みと思いきや親との人間関係の悩みだったりすることもあります。人間が社会生活を営んでいく上で避けて通れない人間関係だからこそ、なるべく心地よい関係を築いていきたいですね。

人間関係がうまくいかない時に振り返ること

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人間関係というのは一人の問題ではなく、相互のやり取りから生まれるものです。ですから、いつもどこに行っても似たような境遇になるという場合、だいたい自分自身の傾向と相手の傾向とが凹凸のようにハマってしまっています。

「類は友を呼ぶ」と言いますが、何もそれは表面的に似ているからということではありません。人を支配したい人は支配しやすい人を選びます。支配されやすい傾向がある人はいつも支配する人にターゲットにされるでしょう。人間関係におけるあなたの傾向はどうですか?いつも人に譲っていませんか?自己犠牲を優しさを混同していませんか?あるいは、無意識に人の領域に侵入していませんか?人の責任を肩代わりしていませんか?

支配というと仰々しい感じがするかもしれませんが、心理学的には支配というのは非常に身近にあることです。パワハラ・モラハラ(いじめも含む)などのハラスメント行為も、支配の一種です。

自分の傾向を知り健全な人間関係を学ぶ

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人間関係の根っこは家庭にあります。人間関係が「いつも」「どこにいっても」うまくいかないという場合、その多くは家庭での人間関係が既に不健全なことが少なくありません。もちろん、家庭に問題がなかった場合でも幼少期におけるいじめ問題などによりトラウマを抱えてしまうケースもありますが、外で受けた傷に対する適切なケアを十分に受けられないこともまた自尊感情に傷を残し、人間関係を構築する際の足かせになります。

人と人とが互いに尊重しあいながらコミュニケーションをとれる状態をアサーティブコミュニケーションと言います。日本においてはまだこういった健全な境界線を引いて他者を尊重しながら関係を築いていくということの重要性が一般化して語られていません。

それは、年功序列・家父長制を始めとして「目上の言うことは聞く」といった価値観などにより、日常的に支配と被支配の関係性に慣れていて、それを疑問にすら感じないようになっているという背景があります。

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ただ、現代では少しずつ「これはおかしいのでは?」という声があがることが増えてきました。健全な人間関係とは健全な人権感覚に根ざしています。日本は人権感覚をまだ育てている途中にある、という点で人間関係のトラブルに対する姿勢も発展途上といえます。

では、互いを尊重した態度とはどういうことでしょうか?

日本では昔から我慢が美徳とされる傾向にありますが、我慢は本当に美徳でしょうか?嫌なことをされても歯を食いしばって耐えてこそ…?本当でしょうか?ここまで読んだ方はわかりますね。違いますよね。「嫌だと感じる」ということを拾い上げてきちんと改善点について互いに納得できるように議論することが望ましい姿です。これが支配的ではない互いを尊重した態度です。

自分が何を感じているのか?に耳を傾け相手に伝え、相手が何を感じているのか?を知り、それをすり合わせていくことができる関係性が、本来あるべき健全な関係性です。

自分の心の声に鈍感になっていませんか?

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どこにいっても人間関係がうまくいかない。という場合、自分が何を望んでいるのかすらわからない混乱状態になっていることがあります。特に、家庭環境において我慢を強いられることが多かった場合、我慢しているという自覚を持つことができず、自分が何を感じているのか?を自覚できていないことも珍しくありません。

自分が何を本当に望んでいるのか?自分が望んでいる人間関係はどういうものなのか?をより具体的にイメージしてみてください。

そもそも「健全な人間関係を知らない」という場合において、健全な人間関係を築くのは非常に難しいです。食べたことのない知らないメニューを作ろうとしても作ることができないのと同じですね。

厳しく支配的な家庭環境に育った場合などは、「従っていれば居場所を与えられる」という感覚を持っていることがあります。しかし、一般的に人間関係において支配を受け入れる人間というのは攻撃・搾取の対象となります。どこにいっても攻撃的な人に目をつけられるという場合はその傾向があると思います。支配的な人というのは他人に干渉して、「あなたはこうすべき」「あなたは間違っている」という趣旨のことをよく言いますが、ご自身の人生ですから自分で自分のことは決めていいのですよ。

疲れたら休もう

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人生100年時代といわれるようになりました。人間関係に疲れたら、一度離れて自分を見つめ直す時間を持ちましょう。1日といわず、1ヶ月でも1年でも2年でも。

筆者も長らく人間関係がうまくいきませんでした。いつもいわゆるフレネミーみたいな人が周りに集まり、不愉快だと感じながらもその感情を抑圧して「無難に」過ごしていました。ですので、周りの人達が高校時代・大学時代と青春を謳歌して友人達ととても楽しそうに過ごすのを横目で見ながら、どうして自分はこんなにつまらないのだろうとどこか空虚に感じていました。自分が不快だと感じることにすら鈍感で、そういった人達から離れるということを自分に許すことができませんでした。人を嫌いになるということを自分に許すことができていませんでした。そして、支配的な人というのは他人の自尊心を潰してエゴを養いますから、何度も何度も繰り返されるうちに自分で自分を信じることができなくなり心身症になってしまいました。

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人間関係の悩みが続く場合、アダルトチルドレン・毒親関連のことを学ぶと気がつくことがあると思います。嫌いな人から離れることができない時、自分が自分の親や兄弟を嫌っていることがあります。ですが難しいもので、心の底から嫌うということができないので、同様の人間関係にも拒絶することが難しくなり、人生がハードモードになってしまうのですね。

休みましょう。自分が喜ぶ時間を大切に過ごしてください。好きな漫画を読むのでも、美し景色を見るのでも、ゆっくりお風呂につかるのでも、なんでもいいので、ゆったりとした中で「自分はこれをしている時は気分がいいのだな」と感じる時間を味わってください。

健全な人間関係の基礎は自分を大切にすることです。あなたは大切にされるべき人間ですよ。
私は過去の自分を励ますつもりで記事を書いています。陰ながらあなたを応援しています。

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