被害者であるターゲットは自己愛性パーソナリティ障害より強い

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エネルギーは高いところから低いところへ移動します。

暑いものは冷めます。高いところから低いところへ物は落ちます。

自己愛性パーソナリティ障害が行う虐待行為の数々は、「エネルギーの搾取」です。
自分よりも持っているからこそ、そこから奪います。

自己愛性パーソナリティ障害とよくターゲットとなる被害者体質の違いと共通点

自己愛性パーソナリティ障害も元々は被害者ですが、同様の環境でも自己愛性パーソナリティ障害になる人間と被害者体質になる人間がいます。

自己愛性パーソナリティ障害は、自分の無価値感を認識しないで逃げるという方向に人生の舵を切り、自己愛性パーソナリティ障害になりました。「悪いのは全部自分以外」で、加害者としての振る舞いをしているのにいつも被害者意識でいっぱいです。自分のネガティブな面を受け入れること自体ができません。

一方、被害者体質のターゲットは抵抗し続け、自分の無価値感を認識しているが故に「お前は価値がない」という周囲の言動を受け入れながらも抵抗するようになりました。共依存体質でもあります。自分の価値を自分の行動によって高めようとする傾向にあります。

両者ともに「自分はありのままでは価値がない」という思い込みは存在しています。

「自分の弱さを認識して変わろうとする意識を持てる」には、ある程度の自己肯定感の高さが必要です。自己愛の健康さとも言いかえられます。

自己愛性パーソナリティ障害はそういう意味では、自分は変われるはずがないと無意識的に感じており、被害者体質よりもより一層弱い人間です。

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「自分は自己愛性パーソナリティ障害ではないか?」と思える強さ

自己愛性パーソナリティ障害の虐待は、「自分は価値がない」という思い込みを「お前は価値がない」ことにして擦り付けることがその本質です。

そのようにして自己愛性パーソナリティ障害は刹那的に自分には(相対的に)価値があることを感じ、飢餓感を紛らわせようとします。

自己愛性パーソナリティ障害とタゲられまくる被害者体質は表裏一体です。それは「自分には価値がない」という部分で共鳴してしまうからです。この「自分には価値がない」という思い込みは、防御壁とも言える役割を果たす自他境界を曖昧にします。自己愛性パーソナリティ障害は自分の抱える「自分には価値がない」という思い込みを自分では認識せず、「自分には価値がない」という言葉を受け入れやすい人間に全部擦り付けて生き延びようとします。ですので、この防御壁が弱い被害者体質は自己愛性パーソナリティ障害にとっては狙いやすい存在となります。

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「お前は価値がない」を擦り付けられ、洗脳された被害者はまた、その洗脳レベルの深刻さに応じて自己愛性パーソナリティ障害に似たものの見方(自己愛性メガネ※)を獲得してしまいます。人間そのものの価値を無いものとして扱うことを標準としてしまうので、人を人として見ることができなくなってしまうのです。

※自己愛性メガネ=人の優劣、上下、いい悪いを常にジャッジし序列をつけるものの見方をしてしまうメガネ(←管理人が勝手に命名)

そして被害者が更にエネルギーレベルを落として自己愛性パーソナリティ障害状態になった時、「自分は自己愛性パーソナリティ障害なのではないか?」と思うことがあります。

もともと認知を極端に歪める防衛機制がそこまでひどくなく、自省する傾向が強いが故にターゲットにされる被害者です。自分のものの感じ方の異常さに気がついて人生を好転していく傾向があるのも、そこに「自分にはそれが可能である」と信じることができる強さを内に秘めているからです。これがうまく行ったケースがいわゆる「自己愛性パーソナリティ障害が治った」例のひとつでしょう。

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自己愛性パーソナリティ障害より強いからこそターゲットにされる

冒頭で書きましたが、ターゲットは総じて、自己愛性パーソナリティ障害よりも心が強いです。

自己愛性パーソナリティ障害は虚勢を張り、自分の妄想の世界の再現に固執して他人をコントロールしようとします。「自分にはそれを実現できる力がない」と無意識では思いこんでいるからです。自分を信じられないので全ての責任から逃げるということしかできなくなっているのです。

身体はもう大きくなったのに、泣いたり怒ったりすれば誰かが「ミルクかおむつか?」と察して動いてくれるハズだ!私にはそれらはできない!誰かがやってくれて当然だ!私には権利がある!

これが自己愛性パーソナリティ障害です。

よくターゲットになってしまう被害者体質の方はこの「ミルクかおむつか?」を察して与えることで味わえる「役に立っている感覚」に依存する傾向にあります(共依存)。そして「ミルクじゃない!バカか!」「おむつ?違うミルクだ!」「お前は何もできないな!」というダブルバインドやガスライティングのシャワーを浴びている内に心が壊れていきます。

自己愛性パーソナリティ障害は心のトイレを持っていないので排泄物も処理してくれる保護者を求めています。そして、その排泄物をお前のものだ!としてしまいます。

被害者体質の方は心のトイレは持っているはずです。自己愛性パーソナリティ障害は心のトイレを欲しているので、でなければターゲットにできません。

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心のトイレは貸してはいけません。「庇を貸して母屋を取られる」とありますが、まさにそれで、心のトイレを貸したら家を乗っ取られます。

自己愛性パーソナリティ障害の被害に遭うということは、自分の人格の中に心理的境界線を超えて相手の破綻した人格が入り込み、蝕まれていくような感覚を味わうということです。

被害後遺症からの回復の手立てとして、相手の排泄物を処理する行程が必要です。悪臭を放つ排泄物を処理する過程は掃除が本当に大変ですが、「これ、相手のう○こじゃん。」という気づきを得て、本来の自分を思い出した時、そこにはもっとキレイな景色が広がっているはずです。

ブログを書きながら応援しています。

他にも自己愛性パーソナリティ障害やその被害に関する記事をたくさん書いているので、是非覗いてみていってください。

モラハラ加害者の代表格である自己愛性パーソナリティ障害は、「理想の自分」を自らに信じ込ませることによって自分を保って生きています。そのために現実の方を歪めて解釈し、現実の人間を洗脳します。理想の自分から外れたことが起こると許容できないストレスを感じ、そのストレスを自分の外に吐き出

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