仲間外れにする人の心理

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仲間外れ。

これは無視、嫌がらせなど、いじめの中でよく行われます。

実はこの仲間外れですが、大人になってもパワハラの該当項目の中に「人間関係からの切り離し」というものもあります。

みんなが呼ばれている飲み会にひとりだけ呼ばれていない。アナウンスすらされていない。…こういうものはハラスメントの一種になります。

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「仲間外れにする人=ハラスメントする人」

…ということで、「仲間外れにする人=ハラスメントする人」こう考えてもらってOKです。

ハラスメント加害者のことをハラッサーといいます。子供でいうところのいじめっ子です。

ハラッサーの人間関係は相互リスペクトのある健康的な人間関係をベースとしていません。まずここが根本的に異なります。

相互リスペクトが無い人間関係をベースとしている、ということはどういうことかと言うと、簡潔に言えば「自分さえよければ他人などどうでもいい」という利己的で搾取的な人間関係をベースとしているということです。

なぜ人を排除しようとするのか

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ハラッサーの基準は自己利益です。

ということは、「ハラスメント行為が自分の利益になる」からハラスメントをしている、ということになります。

<ハラスメントによって得られるハラッサーの利益の例>

・シンプルなストレス発散

・優越感/支配欲/自己陶酔的な欲を満たすことができる

・自分の地位を脅かすので潰したい&追い出したい

・妬ましく劣等感を刺激されるので「下」にすることで安心したい

おそらく、「…は?何を言っているの?」という感じだと思います。

このようなものが利益だと感じるメンタルを持っているのがハラッサーです。

健康的な人間関係をベースとして持っている人には理解できない感覚ですね。

ハラッサーの人間関係の捉え方にリスペクトは存在しないので、「相手に悪いし…」こういった感覚自体をハラッサーは持っていません。一人の人間としてみることができないのです。

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「仲間外れ」を捏造することも

ハラッサーは仲間外れ・人間関係の切り離しなどをしますが、いつも自己利益優先ですので、「私はあの子を仲間外れにしたい」ということは隠したがります。

人にハラスメント行為をする人間であるとバレることはデメリットになるからです。

そこでハラッサーは、自分が仲間外れにしたい人間やその周囲の人間関係を操作していきます。

<例>

ターゲットAさんが全体に告知するイベントがあった。

①Aさんは全体に告知をする。

②ハラッサーも告知を受け取る。

③周囲の人間とイベントについての話になる。(「○日、どっかいこうよ!などとその話題が出るように仕向けたりもする。」)

④「イベント?!なにそれ私知らない…。ハブられたんだ……。」と、周囲に自分は被害者であるというストーリーで流布する。

⑤Aさんは何もしていないのに、周囲の人間に「Aさんはハラッサーを仲間外れにする人間だ」という人格的評価を下げるような印象付けに成功。

⑥周囲の人間が不信感から自主的にAさんと距離を置くようになる。

このような流れはとてもよくあります。

ハラスメント加害者と自己愛性パーソナリティ障害の関係

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ハラッサーは自己愛性パーソナリティ障害ととても関係が深いです。

学校の先生、ハラスメント対策の担当者様などは自己愛性パーソナリティ障害については知っておいた方がいいです。また、ライフハックとしてこの知識を得ることを多くの人におすすめします。

いじめっ子・ハラッサーにはパターン化された手口が存在します。
無実の人が劣悪な人間であるかのようにでっちあげられて攻撃されて精神を病む…というサイクルに、必ずハラッサーは絡んでいます。

このブログではこの手の対人トラブルについて多くの記事を書いています。

安全な学校、健全な職場環境のために、こういった知識が広まることを期待しています。

もしよろしければ是非シェアして広めていってください。

「〇〇さんがあなたのこと~って言ってたよ」…対人トラブルの種をまく人は自分に有利な状況を作り出すことに手間暇をかけます。
いじめの手口は、相手に無実の罪をかぶせることが鍵になります。 悪人は、善人を悪人に仕立て上げます。「いじめられる側にも問題がある」という、いじめられる側がいじめられるようなことをしている、というわりと広まってしまっている考え方がありますが、これは加害者が流布するいじめっ子理論です。

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