アダルトチルドレンは友達がいない?ACの人間関係

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アダルトチルドレンの皆さん、お友達いますか?
付き合うのが苦痛な友達…フレネミーに囲まれていませんか?

今回はアダルトチルドレンの人間関係・交友関係についての記事になります。

アダルトチルドレンの対人スタイル

アダルトチルドレンは機能不全家族の中で育ち、健全な人間関係を学べないいまま大人になり生きづらさを抱えている人達です。

家庭の中の人間関係には他者を尊重する姿勢・余裕が欠けているため、そこで行われる子育ては過干渉などの支配的であったり、相手の自立を阻むような過保護であったり、あるいは必要なケアを行わないネグレクトだったりします。

そういった環境下で成長することにより、アダルトチルドレンは家庭内で不適切に適応してしまった対人スタイルを外でも再現してしまいます。

問題を全て一人で背負い込むケース、人間関係をもはや諦めるケース、などその出方は様々ですが、信頼関係を土台とした相互理解や尊重を軸に健全な人間関係を築くことが難しいという点は共通しています。

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友達ができにくい

「人との信頼関係を結ぶ」ということについて、親や兄弟の段階で既に躓いているため心を打ち解けるような関係を築くことにまず大きな障害があります。そもそも他者を信頼する以前に愛されていたという感覚が弱いので自分自身を信頼することもままならない人が多いです。

人間関係は信頼関係から成り立ちます。それは友人関係でもそうです。よってアダルトチルドレンは友達ができにくいのです。

アダルトチルドレンについて、「いい大人になって家族のせいにするなんて」などという人がたまにいますが、そういう人は大概幸せな家庭に育って想像もできないか自分の悲しみを抑圧しているかのどちらかです。

親ガチャというのは確実に存在しますし、それは人生の障害となります。目に見えない障害者と殆ど同じなんですね。

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有害な人を受け入れやすく人間不信が深刻化しやすい

家庭内の人間関係が良くなかったため、家庭の外にでても有害な人を有害な人だと認識することが難しいケースが若い頃は特にとても多いです。なぜなら家族こそが有害な人間であったりするため、家族にされていたのと同様のコミュニケーションスタイルに疑問を抱かないからです。

健全な家庭で育った人であれば「この人はおかしい」と感じて距離を置くような人から逃げずに一緒にいることが珍しくありません(逃げるという発想が生まれない)。自己愛性パーソナリティ障害のターゲットになりやすく、そこから心身症やうつ病などを発症するリスクまであります。

また、自己肯定感が総じて低いので、人に必要とされることを必要とする共依存的傾向を持ちやすく、有害な人の搾取の対象となりやすいです。

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友達をつくるには

悲観的なことを随分と書きましたが、だからといって「友達ができない」ということではありません。「自分の人間関係がおかしい」と自覚することで前に進むことができます

「友達はつくるものではない、自然とできるものだ。」というのは、健康な人にのみ当てはまることです。

アダルトチルドレンが「自然に」人間関係を構築した場合、それは殆ど依存関係になります。支配と被支配であったり、共依存の関係ですね。なぜならそういった不健全な関係しか知らないからです。

知らない料理を作ることはできませんよね。なので、まずは健全な人間関係がどういうものなのか?を知ることからはじめます。人と人とが互いに尊重した人間関係を作るということを具体的に知る必要があります。アサーティブコミュニケーションの学びですね。

始めは慣れなくとも、人と人との境界線を意識して、自分を大切にして且つ相手も大切にするコミュニケーションスタイルを身につけた時、そこにはあなたが大切に思える友人と、あなたを大切に思ってくれる相互にリスペクトのある友人関係が築くことができます。

健全な人間関係を作るにあたって大切な「自分を大切にする」ことについてなど、関連記事をいくつかご紹介しておきます。ご参考にしていただければ幸いです。

人間関係の問題にぶち当たった時、だいたいどこにも書いてある「自分を大切にしましょう」という言葉。今となっては私も書いてますが、「そもそも...
人間が社会生活を営んでいく上で避けて通れない人間関係だからこそ、なるべく心地よい関係を築いていきたいですね。 人間関係というのは一人の問題ではなく、相互のやり取りから生まれるものです。ですから、いつもどこに行っても似たような境遇になるという場合、だいたい自分自身の傾向と相手の傾向

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