子どもが生まれてからというものろくにみていなかったのですが、久しぶりにドラマをまともにみている最近です。
脚本のクオリティと役者の演技力で話題の『カルテット』ですが、満島ひかりさんって実は歌とダンスも上手いのご存知ですか?
満島ひかりはもともとダンスボーカルグループ出身
実力派女優としてその名を轟かせた満島さんですが、実は昔はダンスボーカルグループFolder(当時は7人組だったが後に5人組となりFolder5となる)で芸能活動をスタートさせています。
…昔から知っている人にとっては当り前の事実なのでしょうが、私が彼女を知ったのはコミックが映画化された『プライド※』だったので、それまでの個人的な活動は知りませんでした。
(※それぞれ違う音大声楽科に通う、あまりに生育環境が違う2人がライバルとして歌と向き合いながら成長していくストーリー。)
Folder5はワンピースのオープニングで「Believe」を歌って知名度が一気にあがったものの、その後のヒット曲に恵まれず、解散に至ります。
なんでも
正式には解散してません。自然消滅です。満島が活動予定が全然無い事に業を煮やし、どうなっているのか聞いたら、もうやらない事を知らされたという酷さ。
引用元:Yahop!知恵袋
だったいうことです。
沖縄アクターズスクールで技術を身に着けて晴れてのデビューでしたが、当時は同様にダンスボーカルグループであるSPEEDが大ブレイクしており、なかなか順調にはいかなかったようです。
Folder5時代の動画です↓
続いて、映画『プライド』からデュエットシーン。
演技力だけじゃない!というのがおわかりいただけると思います^^
ちなみに『プライド』はもともとクラシック音楽のストーリーですが、ドラマでの実際の歌唱は基本的にポップス的に仕上がっており、クラシック曲を使うところはクラシック歌手の声を使って「演技で」はめていました。『プライド』では萌役を演じた満島さんですが、コップにつばを吐き捨てて飲めと言うシーンなど、かなり強烈な役も当時から鬼気迫るものがありました。
不遇の時代も父の言葉を胸に
Folder5としての活動もそうですが、満島さんの芸能活動は決して順調ではありませんでした。
《水着のグラビアをやったり、クイズ番組に出たり、ものまね番組に出たこともありました。浜崎あゆみさんですね。カツラをつけて。努力はしたんですけど、やっぱり向いていなくて(中略)つらくて、いつもメソメソ泣いていました》(週刊現代2012年12月15日号)
1997年に芸能界デビューをしていますが、満島ひかりとして注目を集めたのは2009年公開の映画『愛のむきだし』。この映画の主演をきっかけに実力派女優の階段を駆け上がっていきます。
Folder解散後から数えてもブレイクまではすごい年数です。長い長い下積みがあって今があるのですね。
思うようにいかなくて、つらくて泣いていた満島さんの心をずっと支えていた言葉があるそうです。
父から上京する際に託された言葉…
「1カ月に1回くらい自分を殺してまた生まれ変わったらいいよ」
すごい言葉ですね。
満島さんは生きるために備わっている自分の全てを演技に投じるようです。
演じる度に、役に生ききって、死んで、再生していくのですね。
なんだか満島さんの演技力の理由が少しわかったような気がします。
現在31歳の満島ひかりさん。
今後のご活躍も楽しみです^^