今回はすずめちゃんにスポットが当たってましたね。
触れられたくない過去ってきっと多かれ少なかれあると思うのです。しかもすずめちゃんの場合、本人が望んでもないことを親にやらされていた感じ。
それをほじくりかえしては人と共有して傷つけるようなのって、どうなのよって思ってなんともいえない憤りを感じて、一方ですずめちゃんが自分の傷を隠して、見ないようにして表面上は明るく笑っているのが途中から悲しくて仕方がなくなり涙が出てきました。
そして、父のいる病院へいくことをすすめていた真紀さんが、話を端的に聞いた後、そのまま帰ろうって言った時の、”すずめちゃんのことちゃんと思ってくれる人があらわれた瞬間”にまた涙…。
みんなの感想
普通のドラマだったら、最終的にすずめちゃんは父親に会いに行き、泣きながら父を許し、過去の自分を認めるんだろうけど、「カルテット」の脚本は、本当に辛いこと、まだ許せないこと、思い出したくないことからは逃げていいんだと、優しく語りかける。これこそ、逃げるは恥だが役に立つ。#カルテット
— おなか (@HNamachiri) January 31, 2017
そうなんですよね。
普通だったらきっと会いに行くんですよ。でも、カルテットは違うんですね。
毒親育ちだとすごいわかると思うんですけど、許せないんですよね。許したいって思いながらも許せないんです。
ずーっと心のなかに葛藤があるんです。
「どうして?」っていう。
親を許さなきゃいけないと言わないドラマで、どんなに酷い人間でも家族だからと言わないドラマで本当に良かった。他人同士でも居場所は作れる。#カルテット
— ぬえ (@yosinotennin) January 31, 2017
すずめを呼びに来た男の子の発言、家族でしょ?だっけ?父親でしょ?だっけ?…を耳にしている時のすずめの表情(満島さんの演技力がまた素晴らしい…)。
あの男の子の発言(「許して当然」という一種の圧力)にイラつくような感覚を持っている人達のツイートが今はこうして共感・共有されるようになったことが救いだなと思います。
「家族だから行かなきゃ行けないかなぁ」ってすずめちゃんの言葉の重さ
家族っていう呪縛の強さ
「行かなくていいよ」って言ってくれる人と出会えてよかった、よかったね……… #カルテット— くさったバナナ (@skskzeku) January 31, 2017
そして、真紀さんがいいよ行かなくてって言うまでの”関係”を構築するまでの伏線がきちんとドラマの最初の方からはられているんですね。
ボーダーと白いシャツは、特別な関係のしるし。
同じシャンプーの香りも、いっしょに洗濯される(そして燃やされる)パンツも、特別な関係のしるし。
親子なんだから最期くらいは、とか、嘘つきは許されない、とか。そういう口当たりのいい正義なんかより、ウルトラソウルだよ。#カルテット— さとひ (@satohi11) January 31, 2017
同じにおいのシャンプーとか。
今回は、ずっと居場所がなかったすずめちゃんに居場所が出来たストーリーでしたね。
すずめが最後に奏でるソロが美しい
色々あった後のコンサートにて…。
いつもの曲をいつものように弾きはじめようとして、何かを思って演奏を中止して、呼吸し直して違う曲を弾き始めるすずめちゃん。
この曲が…またいい。
Gaspar Cassadoの「無伴奏チェロのための組曲」
切なく、強く、美しい曲ですね。
すずめちゃんが泣きながらカツ丼を食べる時に真紀さんが言うセリフ。
カルテット第3話の「泣きながらごはんを食べたことがある人は、生きていけます」という台詞は至極。
— 燃え殻 (@Pirate_Radio_) January 31, 2017
人生、本当に色々あるけれど、それでも生きていく強さがあるってこと。
なんでこんなに悲しいのにお腹は減るんだろうな…って、私も思ったことあります(笑)
でもこうしてそれが励ましのメッセージになると、「今はつらいけど」って未来に対して希望がみえてくるようで元気が出てきますね。
第3話、めっちゃええ話でした!!
次回スポットが当たるのは家森さんっぽいですね。
『カルテット』が超楽しみになっているこの頃でした^^