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自己愛者は自分を装飾します。
そして、「相手が勝手にそのように解釈しただけで私は嘘は言っていない」と言い逃れられるように、わざと誤解させるような情報を相手に与えます。
今回はそんな自己愛者あるあるについて実際にあった例をあげてまとめてみました。
誤解を狙ったかのような情報を出す
例1)
■自己愛者から与える情報
「大学に勤めている」+「研究が忙しい」+「最近の学生は~」
→この情報から多くの人は教授などの研究職なのかなと思います。
しかし、実際は違います。
大学の事務として勤務していて、趣味の研究?が忙しいという話だったり…。
例2)
■自己愛者から与える情報
「医療従事者なんだ」+「中にいる人が知ってるような病気に関する話」
→この情報から多くの人は看護師か医者、あるいは技師的な職業であると認識します。
しかし、実際は医療事務。
厚生労働省の医療従事者の定義には含まれていません。※広義では含むと捉えらえることもあるようです。
ただ一般的に医療従事者のことを採血その他、患者と触れる職業であると認識している人が多いので、自己愛者が「医療従事者なんだ」と言って医療事務だとは思いません。
参考:【簡単解説】医療従事者とは?医療事務も含まれる?その役割や今後の需要を徹底解説
例3)
■自己愛者から与える情報
「大学の画像」+「今日は懐かしいところに行ってきた」
→この情報から多くの人は、この人の母校はこの大学なのかなと思います(ちなみに有名大学)。
しかし、実際は派遣社員として数年務めたことがあるというだけ。彼女は専門学校卒業です。
このように自己愛者は「自分の社会的地位などが実際よりも高く見積もってもらえるように」情報の一部を切り取って周囲に伝えます。
露骨に嘘をつくケースも
前述のように誤解を狙ったような情報を出すケース以外にも、露骨に嘘をつくケースもあります。
「私も教員なんです~」と言っていた人が支援員※だったということもありました。
※教員免許のいらないパートタイムの補助的な仕事。
自己愛者の嘘については、SNSでも体験がたくさん語られています。
出身大学も、職業も、全て嘘だった…なんてケースも。
自己愛者は「ありのままの自分を愛せない病」ですから、自分のありのままではだめなのです。
いつも価値の高い自分でいるために&価値の高い自分として扱われるために、自己愛者達は今日も情報をコントロールし、人も自分をも騙して生きています。
嘘に嘘を塗り固めた先にあるもの
自己愛者は嘘つきですから、その先にある関係性もまともな関係にはなりません。
自分を実物よりも大きく見せて関係を築こうとしているわけですが、その責任能力を自己愛者は持ちません。
幼子が「わたしこれできる!」と宣言し、実際はできもしないから周りの大人がフォローして達成し、本人は達成感を味わう…という関係性は、小さい子供ならよくあるでしょう。
それが自己愛者の周りでは大人なのに起こります。
人生、背伸びして追いついていく、という現象もありますが、自己愛者は「現実を認識することに障害がある」からそうなっているのであって、「今の自分はこの程度だけど絶対この先こうなってやる」という意志を持ってハッタリをかましているわけではありません。
自己愛者は「保護者」を求めています。
自分のネガティブな感情を処理してくれる、自分はすごいんだと思わせてくれる、自分のことを察して自ら率先して世話してくれて、でも世話したことなど無かったことにしていい…そういう関係です。
大人と大人の関係ではありません。大人と大人の関係が築けない障害なので。
自己愛者は誰かを生贄にしながら嘘の世界に生きているのです。
精神的暴力を振るわれながら大人のお守りをしてみたい…そうでなければ深く関わらないことをおすすめします。