ドラマ『カルテット』ではメンバーが弦楽四重奏のグループとして演奏するシーンがあります。
弦楽器というのは幼少期から始めている人が殆どで、大人になってから始めるのが難しいといわれる楽器です。
習得にとても時間がかかる楽器、ということで「構えが不自然ではなく出来る」だけでも実は結構大変だったりします(もちろん女優、俳優さんは”そのように見せる”プロですが)。
よくこの手のドラマは、手だけアップ&手元が映らない引いた映像…といった具合に組み合わせて映像を作ることが多いですが、ドラマ『カルテット』も実際の演奏は演奏家が担当しています。
実際の演奏は QUARTET PAPAS(クァルテットパパス)
2012年に桐朋学園大学の同期生で結成された演奏グループです。
桐朋学園といえば、弦楽器においては日本の最高峰と言われる私立音楽大学ですね。日本の音楽大学を卒業して弦楽器の演奏家として活動している人の殆どは藝大か桐朋です。
クラシック音楽にとどまらず、映画、ゲーム音楽、※プログレ、※アイリッシュ…などなど、メンバーの好みのものをレパートリーに加え、オリジナルアレンジを基本とした活動をしているそうです。
(※プログレ…1960年代末にイギリスから発生したロック音楽のジャンルのひとつ。 新しい音楽表現を生み出そうとし、ロック・ポップの本流とは異なる表現をするバンド、楽曲。)
(※アイリッシュ…アイルランド音楽。)
ジャンルを超えて活動しているというとその多くはクラシックとポップスですが、ロックに民族音楽に…と、クァルテットパパスはその幅もかなり広く多彩なレパートリーでご活躍されているようです。
そしてドラマのタイトルの由来は実はこの演奏グループだったそうです!
なんとなんと、脚本家の坂元さんが脚本を考える際に、QUARTET PAPASのyoutubeを見つけてくださり、題材がカルテットになったそう。。。脚本家の坂元さん、とてもすごい方なんです。。。恐れ多いですが、本当にご縁に感謝です(^^)
QUARTET PAPASが演奏する動画はこちら
さすがの実力。
息がピッタリですね。
そしてYouTubeで公開している他の動画もポピュラーで楽しめるものが多いです。
こういったクオリティが高くありながらみんなが楽しめる内容のコンサートプログラムで演奏活動をしているグループは、気軽さと贅沢さの両方があっていいなと思います^^♪
クァルテットパパスの公式ブログはこちらです(今後の演奏情報も)。