ご質問をいただきましたので、そのお返事になります。
はじめまして。
2023年10月から某大学院の同じ学部に所属しているクラスメイトの自己愛(男性)に狙われ始め、約2か月間ターゲットにされてしまった者(女)です。
残念ながら私はターゲットにされてしまったのですが、ターゲットにされた後にこのブログに出会えたおかげで、自己愛が悪事を行う前に先回りをすることができ、2か月後には自己愛の正体を取り巻き(4人)に気づいてもらう事が出来ました。そして以降、取り巻きは自己愛から距離を置くようになりました。正体がバレた後の自己愛はかなり取り乱した様子で、周囲に私(ターゲット)以外の人が複数人居るにも関わらず、鬼の形相で私をしばらくの間睨んだ後、新たな取り巻きの確保とターゲット探し(恐らくまた女性)を開始していました。
約2か月間自己愛にターゲットにされた期間に相当の精神的ダメージを追ってしまい、昨年12月にPTSDの診断を受け、現在心身を回復させるのためのカウンセリングを現在受けています。
取り巻きに自己愛の正体を知って貰えたものの、今後も陰湿な攻撃を受け続ける可能性が十分にあると思い、私自身の心身の健康を第一優先にするため某大学院を中退する事にしました。
このブログとこのブログに書かれていた情報が無かったら、私は自己愛への対処がもっと遅れ、再起不能になったかもしれません。改めてこのブログとこのブログの継続的な運用に感謝申し上げます。1点もしお分かりになるようでしたら、お教えいただきたい事があります。自己愛の方がターゲットにするのは基本的には異性のみでしょうか?それとも同性もターゲットになる可能性は十分にありますでしょうか。特に自己愛が男性の場合でターゲットが男性という事もあり得ますでしょうか。このような質問をしている意図は、私がとても信頼している男友達が随分前から自己愛と親しくなっています。彼が今後ターゲットになってしまわないか心配に思い質問させていただきました。お手すきの際にご回答いただけますと大変助かります。
着目すべきはその関係性
自己愛者はどちらもターゲットにします。
その関係性が支配や搾取になっているかどうか?という点に着目していただけるとおわかりになるのではないかと思います。
今話題の芸人の世界においても、上下関係・支配構造が非常に明確であったことがうかがえます。あの業界の上下関係・支配構造は個人の問題よりも業界全体に蔓延っている集団ナルシシズムの問題かと思いますが、自己愛者の人間関係のベースはどちらかがどちらかを利用する・支配する関係となっています。ホモソと言われる男性同士の関係性の中にもそういった歪さが見えることは多々ありますよね。
「逆らえない」
こう思いながら接している段階でその関係は不健全ですが、自己愛者にとってはこれが通常の対人スタイルです。自分が支配する側か、支配される側かなのです。
「いじめ」の中身
自己愛者とターゲットの関係は、要はいじめです。
いじめっ子自己愛といじめられっ子ターゲットです。
「遊びだった」「伝統だった」「躾だった」
など、言い訳はたくさんありますが、そこで行われていることは被害者が受け入れがたいことを受け入れなければならない・不本意な行動をとらざるをえない状況に追い込まれる、という支配です。
パシリも、「アイツに告ってこいよ」なども、本人が本当は望んでなくてもそれを言うことができない関係性があるかどうかが重要になります。
自己陶酔できる材料を収集している
ただ、自己愛者は自分の利益を追求しますので、必ずしも「サンドバッグ」のみを求めているわけではありません。
その人と一緒にいることで何らかの利益が得られる場合、「虎の威を借る狐として利用できる立場」をゲットしてある程度落ち着いている場合もあります。教祖と信者のような関係性で互いに利用し合っている場合もあります。
それはターゲットと自己愛者の力関係にもよります。
自己愛者が欲しいのは「自己陶酔できる材料」です。
人を支配・加害することでも得られますが、すごい人と一緒にいることでも得られますよね。
健康な人と行動の目的が違うので、目的がわからずに「なぜ?」と思いがちですが、自己愛者が求めているものは刹那的な自惚れだと理解して観察していると行動が読み取りやすくなりますよ。
さいごに
自己愛者のターゲットにされると本当に消耗します。
心からお疲れ様です。そしてどうか、ご自愛ください。
少なくとも、「こんな人間がいるのか」ということを知れたことは、今後の人生を生きていくうえでとても大きな気づきだと思います。
心ある人達とこの先豊かな人生を歩んでいけますように、応援しています。