SNSでよくみられるモラハラ・パワハラ加害者の特徴

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ハラスメント加害者は「支配者」になりやすい

モラハラやパワハラ、セクハラなどのハラスメントをする人は自己演出力が高い傾向にあり、自分の「力(必ずしもきれいな側面の力ではない)」を誇示し他者を威圧するため権力を持ちやすいです。

人間関係を上下や優劣で捉えるこの人たちは、人は対等なものであるとはそもそも考えていないため、常に自分に有利な言動を選択して上に立とうとするためです。

ジャニーズで起こっていた未成年男子への性加害やお笑い業界でなされていた女性献上など、「なぜこんなことがまかり通って、その暴力を前提としたシステムが維持されてしまうのか?」と驚くようなことがよく話題になります。外側からは見えないように「力」が使われ、支配によって維持されるコミュニティが存在すること、また表向きの演出に騙される人が多い現実をよく表していると思います。

ハラスメント加害者の自己演出

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ハラスメント加害者は優位なポジションを得るために自分を飾ります。

ですが、人を上下関係、利用価値など「モノのように見ている」ため、それらの物の見方がSNSに漏れ出ていることはよくあります。

人に対してリスペクトの無い言動をする人は人権意識の低い日本では珍しくないため、ありふれたこととしてスルーしてしまう傾向がまだ強い世の中ですが、この「人に対してリスペクトの無い言動をする」というのがハラスメント加害者の特徴であるため、見分けるためにはとても大切になってきます。

ハラスメント加害者がよく行う自己演出・SNSでの発信には以下のような傾向があります。

「私は優秀である」

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ハラッサー(ハラスメント加害者)は支配者であろうとしますので、自分の優秀さや価値の高さをアピールします。

こんな賞をとった。こんなに評価された。こんなことができる。
「こんなにネームバリューのあるすごい人達と関係が近しいんだぜ」
「ほら、難しそうな本を読んでいるだろ?」

そんな投稿がよくあります。

そして、このような投稿に「この人すごーい!」と思って寄ってくる人達をメインに、ハラッサーは自らが支配者・教祖として君臨したコミュニティを形成していくのです。

「マウント武勇伝」

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ハラッサーは人との関係を上下関係で捉えますので、他者にマウントをとるのは日常です。

弱者に厳しいのもこの手の人達の特徴で、不運な人を前に平気で自己責任論を振りかざして批判し、「自分はコイツに比べて優秀だ」と武勇伝を語りながらマウントをとります。

弱者を「自分の強さ・優秀さ」をアピールするための道具にするのです。他人はものですから、痛みを感じる人の心など考えません。

会社などにいるハラッサーは「俺の頃はこんなのは当たり前だった!!」と、自分の当たり前を押し付けハラスメント体質を改善しようとはしません。自分がハラッサーとなって上にいればいいのです。

この態度はSNS上でも同じです。

「私の価値観が正しい」

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ハラッサーはいつも「自分は正しい」です。

言ってみれば人のことはものとして認識しているのですから、人それぞれなどという感覚は持ち合わせていません。自分さえよければいい世界で生きており、正しいのは自分だけです。

ハラッサーは自分の価値の高さを示しながら、自分の価値観が正しいのだと主張します。

ものとしての価値が高ければ人としての価値が高く、価値観を押し付けても構わない、そんな感じですね。

「こういう風に感じる・こういう風に考える人間は間違ってる」です。(←自他境界の不全)

ハラッサーは不運で傷ついた人に向かって「お前が弱いせいだ」と、本人に責任を負わせるような発言を平気でします。

「私の価値観に合わないものは価値の低いものだ」

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ハラッサーは自分以外の異なった価値を認めようとはしません。

自分は正しく、自分は価値が高い特別な存在であるとともに「人それぞれ」という感覚を持たないため、自分以外の価値を有した存在が自分の立場を脅かすなどということは認めることができないのです。

会社などであれば、優秀な後輩をいびって追い出すアレがわかりやすい現象です。

この現象はSNS上でも見ることができます。

SNS上でのハラッサーは、価値が認められている他の人を値引くような仄めかしを行います。

「俺は何がいいのか全然わからない」「こういうところは全然ダメなんだけど、ウケてるよね~」のように、「自分は認めない」&「アイツは大したことない」といったネガキャンをします。

ハラッサーは空気を支配することによって自分の居やすい空間を築いていくのです。

ハラッサーは人に対するリスペクトが無い

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さて、色々とよくある言動の傾向を羅列しましたが、前述のとおりその基本は「他者に対するリスペクトの無さ」です。

人はそれぞれ考えていることも感じていることも、その価値観もさまざまです。

Aという物の価値も、DさんとEさんにとっては全く異なります。それが人間です。

ところが、ハラッサーはそれを理解することができないので、「こう感じるべきだろ!」と人にそれを押し付け、人の感じ方までジャッジして難癖をつけるのです。

これらの行為は自他境界が不全な人間の態度です。

ハラッサーの中身は、心が不健康な人です。その不健康な心を他人を使って補おうという態度がハラスメントになります。「上であること」は不健康な心を刹那的に癒します。

他人を生贄にしてこそ生きているのですから、生贄にせずにはいられないのです。そしてそんな人が他者を尊重するなんて無理な話でしょう。

ハラッサーの人格について詳しくは他の記事でも触れているので是非参考にしてみてください。

モラルハラスメントをする人には特徴があります。それは、他者尊重の視点を持つことが難しく(共感の欠如)、自分は正しいと思い込んで他者にその正しさを押し付け(心理的境界線の不全)、特権意識を持ち(誇大自己)、その特権が脅かされるような事態になると被害者意識を持ちながら「反撃

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