『下克上受験』の原作は実話のブログ!結果は?みんなの感想が深い

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今年は雪に見舞われながらのセンター試験。

そんな受験シーズン真っ只中にスタートした『下剋上受験』。

特に親御さんが気になるドラマなのか、感想欄にかなりリアルな声が投稿されています。

『父娘の記念受験ブログ』が話題となって書籍化されたのが、このドラマの原作となる『下剋上受験』。

『下剋上受験』は実話なんですね。

2013年に受験されたそうで、現在は高校生になっているそうです。

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『下剋上受験』のあらすじ…そして結果は?

公式ページより一話のあらすじを引用させていただきます。

下町の古い集合住宅に暮らす桜井家は、大黒柱の信一(阿部サダヲ)、妻の香夏子(深田恭子)、小学5年生の一人娘・佳織(山田美紅羽)の三人家族。桜井家は代々中卒で、信一も同じ道を辿った。そして、同じく中卒の香夏子と結婚し、現在は不動産業の熱血営業マンだ。そんな学歴とは無縁な桜井家に、佳織が受験した「全日本統一小学生テスト」の結果が届く。“トンビが鷹を生む”ことを願っていた信一だったが、その結果は散々なものだった。

翌朝。出勤した信一は上司から新入社員の楢崎哲也(風間俊介)を紹介される。楢崎は物腰柔らかな男だ。そんな楢崎に対して先輩風を吹かせながら教育係を担当する信一だったが、いきなり楢崎に高級物件の担当客を奪われてしまう。楢崎が名門大学出身だったことが一因らしい。学歴が与える将来への影響を感じた信一は、佳織に入塾テストを受けさせようと考えるが、妻の香夏子は大反対する。

数日後、テストの結果を心待ちにしていた桜井家に緊急の連絡が入る。それは、信一の父・一夫(小林薫)が入院する病院からだった。一夫は、病院ロビーのテレビ画面に映るトクガワ開発社長・徳川直康(要潤)を見た途端、突然暴れ出し、テレビを壊したのだという。一夫はその他にも数々のトラブルを起こしており、見かねた病院から強制退院させられてしまう。そんな不甲斐ない父を見て信一は頭を抱える。佳織の入塾テストの結果は最悪で、勧められたのは一番下のクラス。さらに、信一の思い描く高学歴な大学を目指すには佳織の学年や学力ではもう手遅れだと言われてしまう。その帰り道、落胆する佳織の姿を見た信一は、自分と佳織の二人三脚で中学受験を目指すことを決意。ここから中卒の父が奇跡を起こしていく・・・。

その後、父は友人らに「1年5ヶ月は付き合えない」と言い、娘と一緒に猛烈に受験勉強をしていきます。

娘さんも睡眠時間を削って、小学生には少ない睡眠7時間でひたすら受験勉強をするという。

受験の結果が気になるところですが、残念ながら第一志望として掲げていた桜蔭学園には不合格。

ですが、違う学校には合格されたようです。

中学受験を目指した背景には、学歴社会を目の当たりにして「いい大学を卒業すること」があったということで、現在も高校生として目指す大学に向けて励んでいらっしゃるかと思います。

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みんなの感想

このドラマの内容に色々と感じる世代がわりと「若い子」よりも上かな…といった印象であるからなのか、感想はツイッターよりもテレビ欄の感想欄が賑わっています。

これは深い
投稿者:y40*****さん投稿日時:2017/1/14 8:24
ストーリーだけなぞるような見方でも楽しむ事はできるドラマだけど、これは考えれば考えるほど深いですね。一定の年齢以上の視聴者にとっては、自分の人生と重ね合わせて、色々考えながら見てしまう内容です。対比するために一流大学卒業の後輩や、東大卒の元同級生家族が描かれているので、ますます人生において何が大切なのかを考えさせられる構造になっています。
個人的には、話の流れ上、会社の一流大卒の後輩が変に学歴で人を見下すような嫌なヤツでなくてホッとしました。この後輩の性格が悪いだけでドラマ全体の印象が大きく変わるし、見ているこちらの意識がそこばかりに向かってしまいそうだから。また、主人公親子が中学受験を目指す始まりが、親が選択肢を提示したキッカケではあったものの、決して押し付けではなく、最終的に子供自らが気付いて決めた、という流れも見ていてストンと落ちるストーリーでした。次週以降も楽しみです。

…こんな素敵な感想の他、結構考えさせられる内容の投稿がありました。

学歴だけじゃない!とも言われます。

実際、学歴だけあってもどうしょうもないんだなぁ…と感じずにはいられないような出来事にも遭遇します。

ですが、一般的な就職しようと思った場合は、企業の採用方式が現行であるかぎりはやはり学歴でチャンスが全然違うのは事実なのかなと思います。

私の場合、周囲が「これくらいはいってもらいたい」という学歴レベルには到底及ばず、微妙なラインの大学を卒業しましたが(笑)、高学歴が是か非かというよりも、突き詰めれば自分がどういう人生を歩みたいのか?なのかなと思います。

学歴は、有効に活用出来る可能性が高い道具の一つとして。

私の父親は”高学歴あたりまえ”の人だったので、長らく”あたりまえ”に及んでいないというコンプレックスと、好きなことを追求することに後ろめたさや罪悪感を抱えていましたが、幸せに生きることに罪悪感を抱えていてもらいたいなんて親は望んでいないわけで(笑)

いわゆるエリートといわれる仕事についても、休みもなく、家族との時間もなく仕事一色の人生…という父の背中を見ていたこともあり、そこを目指すことの価値もわからず、勉強もろくすっぽしない不勉強な中学、高校時代でした(言い訳か?)。

…父の背景には貧困への恐れがあったのだと今はわかりますが。

理想的な人生に邁進していく姿は人を魅了するものがあると思います。

『下剋上受験』。

人の人生を切り取った作品。

多くの人にも共感を呼ぶ作品だと思います。

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