「モラハラなんてみんなやってる」という合意性バイアス

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人間の認知は、事実を事実のままではなく歪んで捉えやすい傾向があります。自分にとって都合のいいようにとらえやすい、ということですね。

何か嫌なことが起こった時、他人の身に起こったのならその人自身のせいだと思い(対応バイアス)、自分の身に起こった時には自分以外のせいだと思います(行為者ー観察者バイアス)。

そして逆にいいことが起こった時、自分のおかげだと思います(自己奉仕的バイアス)。環境に恵まれていた人が「自分が努力したからだ」とよく豪語するのもそのためです。

自分の当たり前=みんなの当たり前

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自己愛者は、その自己愛の脆弱性ゆえにハラスメントをしてしまいますが、それらの行いは自己愛者にとっては「当たり前の生き方」に他なりません。
不健康な自己愛を抱えながらより生きやすく生きるためのスキルのひとつです。(心が健康な人には不必要)

人には合意性バイアスというものがあり、自分の考え方や行動がもっとも一般的で、他の人も自分と同じだと考える傾向があります。
善良な人は性善説で人を捉えすぎて騙されたりしますが、逆に自分がいつも嫌がらせをするような人は他者も多かれ少なかれやってると考えます。

なので、自己愛者にとってモラハラは「それくらいのこと」でしかありませんし、非難されること自体が差別されているような心地がするでしょう。

自己愛者にとってはいわばみんな自己愛者なわけです。

特に自己愛性パーソナリティ障害は自他境界が不全ですので、自分の普通はみんなの普通です。立ち止まって自分と相手が違う人間であることについて考えを深めることが困難な障害です。

ガスライティングにも

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自己愛者はターゲットに「お前は〇〇だ」と、自分のネガティブなものをすべて押し付け、どんどんターゲットの存在が悪いものであると思いこませていきます。

些細な失敗を大げさに取り上げ、加害に対する抵抗を加害だと歪めてまた攻撃の材料にし、あたかもターゲットを自己愛性パーソナリティ障害だと言います。

モラハラは普通の人にはできない異常さをもっています。特定の人物に執着し、価値を貶め続け、サンドバックとして憂さ晴らしをし、利用できることは全て利用して吸い尽くす…こういった行為は心を持った人はできません。

モラハラ的なことと実際のモラハラには乖離があります。でも、モラハラのひとつひとつの言動を切り取ると些細な事なので、「モラハラだ!」と言えてしまうことが難しいのです。

モラハラとは継続されることで形成される支配関係・搾取関係です。

みんながみんなモラハラはしていません。
「私、自己愛かも…」とおっしゃる殆どの人は、この異常な嫌がらせなどはしていません。にもかかわらず、「おまえはおかしい」という加害者の言動によってそう思い込まされているのです。

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誘導に気をつけて!

自己愛者は火のない所に煙を立てるプロです。

自己愛者は仄めかしがうまいです。ターゲットの価値を値引くための行動なら労力を惜しみません。ターゲットの価値を値引ければ値引けるほど、エネルギーを搾取できるのです。

自己愛者の行動はパターン化されています。

仄めかし、におわせ、ニュアンスで貶め、情報の切り取り…そして対象の価値を値引きます。「もしかしてこの人って…」と周囲に思わせるのが非常に上手です。

そのパターンを理解し、今はどういう動機で動いているのかを観察してください。

自己愛者は善人のフリをします。「あなたのためを思って」・「~すべきだ」・「~すべきではない」…と。

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でも待ってください。

人生の主人公はいつもその人自身である、ということを忘れさせるような発言をする人はその時点で支配的であり、自他境界を踏み越える傾向のある人です。

あなたがどう感じるのか?

あなたがどうしたいと思うのか?

あなたがあなたらしくいるために有効な手段は何か?

あなたがあなたであることを思い出させてくれる人を大切にしてください。

自己愛者は誘導をします。

あなたの中に、自己愛者の価値観や感情をダウンロードしようとするでしょう。自分に都合よく動くように、またはターゲットを嫌うように。

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いつの間にか自分の印象が操作されているかも?

(以下は2022年12月2日の段階で書いたものです。)

また、ここからは個人的にあった出来事で感じたことです。

数ヶ月前、私をご指名で自己愛性パーソナリティ障害だと書いた方がアカウントを消してしまわれたのですが、その時の方と同じ傾向のある思想・癖のある文章をツイートをされている新しいアカウントを確認しました。

これだけでご本人様だとは断言できませんが、もしかして、と思った読者の皆様はどうか過去の経緯を踏まえて該当アカウントのツイートをご覧になってください。ツイートの一部には既に特定の人(私をはじめとして、主に自己愛性パーソナリティ障害のモラハラについて注意喚起をしている人)を脱価値化するための「誘導」が散りばめてあります。

モラハラあるあるの通り、加害に対する反抗を取り上げて該当者は加害者である、と主張しています。

モラハラ加害者は「お前がモラハラだ!」と言います。

自己愛性パーソナリティ障害も、「お前こそが自己愛性パーソナリティ障害だ!」と言います。

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もちろん、私の発信内容をどのようにとらえるのかは個人の自由です。私としては自己愛的虐待の被害にあった人が、擦り付けられた冤罪に気がついてその荷物を下ろせるようになることを願って書いていますが。

私は「過去の私」に向けて書いてます。差別だなんだと言われることもありますが、少なくとも似たようなことは本にも書いてありますし、私はそういった本を読んだり人の体験を読んだりしていく中で、加害者は自己愛的な変質者だと理解していくことで随分と救われました。なので、過去の私が知りたかったことを中心に書いています。

なんでもかんでも自己愛にしやがって!と苛立ちを覚える方向けの発信ではありません。このブログはモラルハラスメント、自己愛的虐待の被害者が、洗脳を解いて自分の人生を生きなおしていくための情報を発信しているブログです。

読者の皆様、いつもお読みいただいてどうもありがとうございます。

※「自己愛的な変質者」についてはモラハラ提唱者のイルゴイエンヌさんの本に書いてあります。

 

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自己愛者にターゲットにされると「お前が~!!」の後に続く言葉の多くが「おまいう案件」であることももはや定番です。むしろ殆どが自己紹介である、といっても過言ではないでしょう。 なぜ自己愛者は自分のことを「お前は!」と、あたかもその人がそうであるかのように言ってしまうのか?というと、それは心を守るための防衛機制の投影

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