「見下し要員」を必要とする自己愛者

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「なんだか見下されてる…?」

言葉の端々に「あなたなんか認めない」というメッセージを入れてくるあの人。

10人も人が集まればそういう人が1人や2人は紛れ込むものです。

無論、「(あー、この人めんどくさいタイプだわ…)」と思われてなんとなく距離を置かれるこの手の人ですが、そこで逃げ遅れた人にこういった人はべったりとへばりつきます。

見下し要員確保!です。

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自己愛が不健康な人の世界

自己愛が健康な人は自分を愛し相手を愛する、という「つながり」をベースに関係をつくります。

世界の捉え方が共存・協力関係的です。

仲間は愛する対象になりますので、わざわざ身近にいる人をサンドバッグにするようなマネはしません。

しかし、自己愛が健康ではない人(以降、自己愛者)は、自分を愛することも知らなければ誰かを愛することも知りません。

「つながり」が上手く形成されていないため、自分さえ生き残ればいいという孤立した世界観を持っています。

そういった世界観を持っている人にとって、自分の生存確率に直結する情報は非常に重要になります。そこで自分の順位を優位にするため、誰かを下に置いて安心しようとするのです。

依存した相手のことを「コイツよりも私の方が上」と思い込み、脱価値化しサンドバッグにすることで、自己愛者は現実から目を背けて自己陶酔的なエネルギーを補給します。いわば麻薬中毒のようなものですね。

虚構世界の補完

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一般的には「自己愛が強い」と言われるような状態に見える自己愛者は、プライドが高いようで本来の意味でのプライドなど無く、我が強い良いようで「本当の自分」などありません。

肥大化した自我からできあがった虚構の自分に振り回されている哀れな人です。

その虚構は所詮虚構ですから現実ではありません。そして現実であるはずの「ありのままの自分」は否定されてしまうのです。

優秀な自分。

美しい自分。

他とは違う特別な自分。

これらは虚像です。もともとは「自己愛者の中にある自分」です。

しかし、自己愛者は現実の人間をこの虚構の世界に付き合わせることで虚構と現実の境目をなくしていこうとするのです。(無意識レベルで)

周囲の人が自分をこのように扱いさえすれば虚構もなにもこれが自己愛者本人にとっては現実になるのですから。

見下し要員になってしまう人

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コミュニティでなんとなく避けられる、こういうレベルの自己愛者の異質さは、健全な人間関係をベースに生きている人はある程度コミュニケーションをとったら気がつきます。

・わがまま

・傲慢

・自分勝手

・偉そう

・負けず嫌い(負けを認められないという意味での)

・自分さえよければいい人

・人のことを利用する

・感謝しない

・謝らない

だいたいこのような噂話がコミュニティの中で実際にあったエピソードと共にさらっと広まり、「こんなこともあった」「やっぱそうだよね」という確認が行われた後、深く付き合わない方がいい人という判断のもとミュニケーションを減らされて自己愛者が孤立します。

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そこで逃げ遅れ「見下し要員」にされてしまうのがいわゆる被害者体質・タゲられ体質といわれる自己愛者のターゲットです。

自己愛者のターゲットになった人は、自己愛者本人の上記のネガティブな性質をあたかもターゲットのものであるかのように自己愛者に責められたり、ターゲットの良さをことごとく否定されるような立場になります。

この被害者体質はアダルトチルドレンとの関係も深いです。人間関係の基礎を学ぶ家庭において不健全な関係をベースに人間関係を学習してしまっているため、他の人が避けるような不健全な関係を継続してしまう傾向があります。

これについては他の記事に詳しく書いてあるのでそちらを参考にしてください。

自己愛性パーソナリティ障害のターゲットになりやすい人となりにくい人、というのがこの世の中には存在します。 そして、どこにいってもタゲられる…という俗に言う被害者体質の方とアダルトチルドレンには深い関係があります。
自己愛性人格障害は加害欲求が強く、無責任で他人を利用します。対してターゲットになりやすい人達というのは自罰的思考が強く、必要以上に責任感が強く、人の役に立つことを望みます。ターゲットとして悩んでいる人にとっては不愉快でしょうが、凸面と凹面が見事に合致した相性となってしまっています。

付き合う相手は選んでいい

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あなたを粗末に扱う人に、あなたの時間やあなたの労力、あなたの人生を分けてあげる価値はありません。

あなたと付き合うほどの価値が相手にないのです。

あなたはあなたを大切にしてくれる人と、互いに愛を持って付き合ってくださいね。

それが自分も相手も大切にするということです。

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