嫌いな人や面倒な人にばかり好かれる(同性)

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自己愛性人格障害は絡んでくる」の関連記事です。

いつもどこへいっても厄介な人ばかりが近づいてくることに困っている人はいませんか?そう。それはかつての管理人…なのですが、今まで何度も何度も同じ目に遭い続け、心身の不調を抱えて心理学を学び対処法を探り、「あ、この人関わると厄介な人だ」という嗅覚を磨いてきました。

嫌われる傾向の強い人というのは存在します。それは他者に対する思いやりがない人(思いやる余裕など持てない人)、自分の欲望だけを相手に押し付ける人間です。

そしてもちろん、嫌われる人間というのは人から避けられます。
ではなぜそんな人があなたの元へ寄ってくるのでしょうか?それは「自己愛性人格障害は絡んでくる」でも触れましたが、「この人なら私を受け入れてくれる」と感じさせてしまっているからなんですね。

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逃げられる人と逃げ遅れた人&逃げられない人の違い

逃げられた多くの人は「この人と関わると面倒だ」ということを比較的かなり早い段階で察知します。そして、関わらないという選択をします。寄ってきても相手にしません。必要最低限の会話をしながらも目を合わせないようにしている人もいます。

いじめにはならないよう、あまりあからさまには無視をしませんが、何回かに一度は気づかなかった・聞こえなかったフリをして接触を減らしていることもあります。また、そういう素っ気ない対応を目の前でした後に仲の良い人と全く違う表情でコミュニケーションをとっているところをあえて見せるような動きをしていたりします(「あなたと私にはこういう親しさはありませんよね」の意味)。これは周囲の人を観察していて気がつきました。

周囲にデマを流して人を貶めるようなことをしながら自分を特別扱いするように周囲をコントロールするような人がいたのですが(管理人が嫌がらせのターゲットでした)、取り巻きにもならずに距離を置いている周りの人は「あなたとは付き合いません」という拒絶の意思表示をボディランゲージであからさまに表現していたのです。

逃げられない人の多くは誰にでも分け隔てなくやさしく接しようとします。
人が話している時は話を聞きます。聞き上手です。むしろそうすべきだとすら思っています。素晴らしい心がけのように思われますが、これが不幸の種になってしまうのです。

それらの「すべき」は要は我慢なわけですが、我慢しているか我慢していないかなんてことに相手は気がついていません。ただ単純に「この人は私と友好的に接してくれる」という事実があるだけです。

周囲との対応の差から「私達は友達」と認識します。散々他の人達からは「あなたとは付き合いたくない」とボディランゲージで表現されているわけですから、相手にとってやさしく接してくれる人は希少な存在になんですね。

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なぜ逃げられないのか?

これは心理学的な話になりますが、こうしていつも親しい付き合いをしたくない苦手な人にばかり好かれる・絡まれるという問題を抱えている人の多くには、それまでにそういった癖を身に着けてしまった背景があることが非常に多いです。

人間は生まれ育った環境に適応して生き延びようとします。人を殺せば殺すほど評価される戦争訓練を受けた人間は「俺は○人殺した!」と誇らしげに語ります。人を殺めた痛みなどは感じません。人間は環境によっていくらでも変わる生き物です。

どうして逃げられないのか?それは先に述べた

・「逃げられた多くの人は「この人と関わると面倒だ」ということを比較的かなり早い段階で察知します。」←この部分の感覚が育っていない可能性があります。

そして次に

・自分の不快な思いを我慢してでも相手・周囲に合わせなければならない。そうしないとそれを上回るデメリットがある環境で生きてきた可能性があります。

本来、付き合う人は選べます。友人は選べます。この人嫌い!と思いながら付き合う必要なんてありませんし、それは我慢がさらなる我慢をを生むデメリットしかない状態です。

ですが、既に我慢が癖になっている場合にはなかなか選択ができません。癖ですから。矯正しようと意識しなければ違う選択をすることが難しいのです。しかもひどくなると我慢していることにすら気が付かないくらい感覚が麻痺していることすらあります。

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我慢が我慢を呼ぶ環境

周囲の人達と比較して我慢癖が強い時、家庭環境やそれまでの周囲の人間関係のなかで我慢を強いられてきたことがあったりします。それは支配的な親であったり、躾がよその家庭よりも過度に厳しかったり、あるいは学校などでいじめに遭っていたケースもあるでしょう。

要は、本人の感じていることをないがしろにして相手に従うことを強要され、それに反抗することでさらなるデメリット…無視や暴言、暴力などにさらされるリスクがあった環境です

虐待・暴力ですね。これらの行為は被害者の自尊感情を著しく低下させ、自分は粗末に扱われて然るべき存在だという認識を植え付け、我慢するのは当たり前だという態度を身に着けさせます。

また、そういった自分に対してネガティブな関わり方をしてくる人間が長期的に側にいる環境は感覚を狂わせます。明らかに自分にとって有害な人間であるにも関わらず、有害な人間といることが普通なので、有害な人間を有害な人間として認識することができなくなってしまいます。

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見えにくい虐待

生まれ育った環境は本人にとって「普通」です。外の世界は知りませんからね。
でも成長するに従って可視化されてくる世界があります。それはいつもその人が置かれてしまう偏った人間関係として現れてきます。

必ずしも親からというわけではありませんので「虐待」という言葉はいじめなどとも含めて解釈していただければと思いますが、虐待を受けて育った人間は虐待を受け入れるように訓練された状態に等しいです。したがって本当に救いのない話で申し訳ないのですが、自分を粗末に扱う我慢癖により「どこにいっても厄介な人に絡まれる」という状態になりやすいです。いつもフレネミーのような人間が側にいる、というのも被虐待児・毒親育ちあるあるです。

対して加害する側の人間はそういう人間を見つける嗅覚が非常に優れています。彼らにとっては自分のどうしようもない飢餓感を埋めてくれる餌のようなものです(詳しくは関連記事「友達(フレネミー)からのマウンティング・モラハラ」「自己愛性人格障害は絡んでくる(自己愛性パーソナリティ障害)」をお読みください)。

続いて我慢癖を手放していく過程について書いていきます。

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自分を不幸にする我慢癖を手放す

数年、十数年、下手したら数十年にわたって我慢癖を形成してきた人がその癖を手放すのは容易なことではありません。ですがどんな癖でも癖に気がついた時は手放すことができる可能性を掴んだことになります。このブログ記事を読んでいるあなたもです。

まずはこちらの気持ちをないがしろにすることを要求してくる人間とは距離をとりましょう。もしも家族であるならば心に線を引いて対応しましょう。

心の境界線を侵害されるということを長年許容してきたということで、まずはどこが境界なのかを把握できていない可能性があります。自分が何を楽しいと思うのか、何を嬉しいと思うのか、気持ちがいいと思ったものや事柄をしっかりと見つめてください。そして、何が不愉快だったのかともきちんと向き合ってください。頭の中で考えているだけだと混乱することがありますので、自分を見つめるためのノートを用意するといいと思います。

管理人が自分の生まれ育った環境の異常さに気がついたのは20歳過ぎてからです。その頃にはもう周囲の人間関係は随分と面倒なことになっていましたし、不眠症や動悸、過食症などを発症していました。ですが、そこから心理学の本を読み漁って自分の癖を自覚して手放そうとあがき続けて10数年、今では見える世界が随分と変わりました。

過ぎた時間は返ってきませんし、どうしようもないくらいに損をしたという感覚は実際あります。まだあります。ですがこうして自分の経験を社会に還元することと、かつての自分のような人をエンパワーメント(自分にはそうできる力があると信じる力を身につけること)することが、私がこの経験を通じてできるようになったことであると思っています。

記事の終わりにおすすめの書籍をご案内しておきますね。
このブログを読んでいる方は、検索してここにたどり着いた時点で自分の人生をよりよく幸せに生きるようと一歩を踏み出し努力できる人です。その時点で素晴らしいことです。
応援しています。

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コメント

  1. ももか より:

    今回のナル様の記事も、すべて私のことかと見まごうほどです。

    私の毒母も自由意思を許さず、お陰で若い頃はひっきりなしに、母そっくりの高圧的なフレネミーにつきまとわれました。そして限界を迎え、縁を切ろうとすると「酷い!裏切った!」と悪人呼ばわりです。嫌な奴から逃げるのは私の権利ですから、当たり前なはずなんですけどね。

    このしみついた奴隷根性(笑)を溶解するために、いまひたすら努力しています。避けても遭遇する自己愛は、細かく分析して対処していますが、以前のように無邪気には戻れず、猜疑心と闘争心に満ちた日々です。寂しい反面、これでいいんだと思う気持ちもありますが、今までの半生を失敗したな、という悔しさもありますね。

    男女だけでなく、小さな子供やお年寄りまでも、自己愛的な人種ばかりが寄ってきます。もう精神的搾取は懲り懲りです。冷血漢になってしまえたらどれほど楽か、と思ってしまいます。

    ですが、搾取する側には絶対になりたくないですね。これはポリシーです。まあ、自己愛はうつるので、気をつけないといけませんが。。笑☆

    長文、失礼いたしました。