モラハラ加害者は自分に都合の良いストーリーを作ります。
しかし、モラハラ加害者は被害者を支配・加害することに依存しているため、動きをよくみていると以下のような特徴がみられます。
被害者が声をあげるなどしてモラハラの被害が表に出てくると、加害者は被害者を逃すまいと行動を起こすのに対して、被害者はなるべくこれ以上の被害を受けずに逃げようとする、という大きな違いがあります。
加害者が自称被害者としての言動をとることもあるあるですが、上記の点で大きな違いが出ていることが多いです。
離婚事案でこの現象はよく見ることができますが、これはコミュニティ内におけるモラハラでも同様です。
自己愛劇場
モラルハラスメントの加害者は、モラルハラスメントの提唱者により「自己愛的な変質者」と定義されています。
この自己愛的な変質者は自分の変質的な欲のために他者を必要とします。
自己愛者は他者を支配し、自分の延長線上として利用することにより自己陶酔的な欲を満たすのです。
そのためにも自己愛者は自己愛ストーリーを作り上げ、勝手に他者をキャスティングし、対人操作をしながらそのストーリーにあてはめていきます。巻き込まれた人々はいつの間にか自己愛劇場のメンバーにされてしまうのです。
自己愛ストーリーの中身
<自己愛者の中での設定>
■主演
自己愛者
■共演
被害者…自己愛者を引き立てる役割
取り巻き(フライングモンキーともいう)…自己愛者をサポートし、被害者を更生する役割
・自己愛者は完璧、優秀、人格者。
・被害者はその対極となる、いつも自己愛者よりも下の存在、正しき自己愛者に導かれる存在。
・被害者は嫉妬深く、自己愛者に嫌がらせなどをしてくるが、自己愛者はやさしく人格者なのでその嫌がらせも許してあげて仲良くしたいと考えられる器の持ち主。
・取り巻きは自己愛者の正しさを理解しているからこそサポートする。
このストーリーに当てはめて、嘘や印象操作、嫌がらせなどを駆使しながらマッチポンプを形成していくのが自己愛劇場です。
この自己愛劇場は自己愛者の自己陶酔エネルギーを補給するために行われます。
<実際に起こること>
■主演→加害者
自己愛者
■共演→巻き込まれる人々
被害者…自己愛者を引き立てる役割→自己愛者にサンドバックにされ人格を破壊されそうになる
取り巻き(フライングモンキーともいう)…自己愛者をサポートし、被害者を更生する役割→自己愛者と一緒になって被害者を加害する人々
・自己愛者は完璧、優秀、人格者。→完璧、優秀、人格者という妄想に取りつかれて、他罰的に物事を解釈することによってその妄想を守っている。「お前のせいだ」が基本姿勢。
・被害者はその対極となる、いつも自己愛者よりも下の存在、正しき自己愛者に導かれる存在。→自己愛者から自己陶酔エネルギーを搾取しやすい、いっぱい搾取できると判断された人。だいたい優しい。謙虚。そして何か素敵な要素をもっていることが多い。内省的。「私のせいかも?」が基本姿勢。
・被害者は嫉妬深く、自己愛者に嫌がらせなどをしてくるが、自己愛者はやさしく人格者なのでその嫌がらせも許してあげて仲良くしたいと考えられる器の持ち主。
→加害者である自己愛者が嫉妬深い。被害者にバレにくい嫌がらせなどをするが、被害者は「勘違いかも?」「私にも悪いところが」などと考えて問題が深刻化していく。ありえないレベルになってからようやく気がついて逃げようとする。
・取り巻きは自己愛者の正しさを理解しているからこそサポートする。→が正しいと勘違いしてサポートする。洗脳されたサル。自分も「被害者よりも上」を味わうことによって自己陶酔エネルギーを補給しているケースも多い。
自己愛劇場は自己愛者による自己愛者のためのストーリーを演じる劇場です。
自己愛者をヒーロー・ヒロインに据えて、取り巻きはその仲間たち。そうして被害者を「いじめられる理由がある存在」にでっちあげることによって成立しているのです。
自己愛劇場の収益は自己陶酔エネルギー
自己愛者は人を巻き込むことでエネルギーを得ます。自己愛者は不健康な自己愛のせいで人から奪うことしかできないので、人からエネルギーを奪わずにいられないのです。
被害者の自尊心を砕き、被害者の人格を否定し、被害者に加害者の悪しき性質を押し付けることで、自己愛者は元気になるのです。
今日も自己愛者は、自己愛劇場の公演で収益(自己陶酔エネルギー)を得るため、適役はいないかとキャスティングしています。
オーディションは自己愛者の周りで勝手に行われています。
噂、嘘、印象操作、小さな責任転嫁、違和感のある言動、、こういうものへの対応から知らない間に「合格」しているのです。皆様も気を付けてくださいね。
モラル・ハラスメント提唱者による本はこちら
コメント
いつも拝見しております。
大変助かっており、感謝しています。
また、今回のテーマ、すごく、すごくわかります。
とても恐ろしい、悪性ナルシスト(人生で初めてみたサイコパスだった)から大変な被害を被っている時、しばしば
「私の役割は『神聖◯◯王国(◯◯には自己愛性の名前)イケニエ担当』みたいだな〜、私」
って思ってました。
取り巻きのことも、まるで『神聖◯◯王国、大臣』とか『神聖◯◯王国、アポ取り係』とか、勝手に役割をあてはめ、取り巻きの中には自己愛性が作る◯◯王国の中で役割を当てはめられるのが嬉しいといった様子の人もいました。
一大王国みたいなの作ってました。
その中で私は、イケニエ担当って感じでした。
あんなクソな体験はもう二度としたくない!
って思ってたら、まさかの。
今現在、人生二人目の悪性ナルシストに襲われています。かなり早期にこれはとても危険な人間だと気がついたので、逃げ出す予定です。
自己愛王国は、タゲが全部の対価を払って殺すまで殴られ、他の人の支払いの分も払うんですよね。
自己愛性のうわべの親切ごかしは、本来ならギブアンドテイクの必要なものですが、自己愛を良い人と思わせ、タゲを悪人と思わせて、タゲを襲うのが自己愛性からのエセ親切を貰う条件ですから。
まるで無償の親切だと信じ込んで「自己愛性さんのような良い人の言うことは本当に違いない!タゲは自己愛性さんの言うような悪党だから、殺してよし!」って言って、タゲを襲うのが自己愛性からのうわべの親切を貰う条件ですからね。騙されることが条件。
タゲはその場のコミュニティの全員分の対価を払ってますから。全員がタゲにタダ乗り。
訓練して、タゲのこない自分になりたい。
自己愛者はかつて生贄だった人を見つけるのがとてもうまいです。
「血の匂い」でもするのでしょうね。
自尊心を破壊された経験により自分を守る壁が弱くなりますので、こちらは壁を強く作り直しましょう。
応援してます!
kinimini(naru)様
ご返信を有難うございます。
たまたま知り合ってすぐに
「会話のキャッチボールとか、人付き合いあんま得意な方じゃないから」
って言ってしまったら、それがトリガーになったようです。
新しい場所で、恐らくまず一番最初にタゲの物色をしている所、私が不用意な発言をしてしまったようです。(無警戒だったけど、こんなことがあるんだ!? と吃驚した)
知り合って数日で、いきなりサイレントモラハラが始まって、強烈な、人を人と思わないような無視が始まって、困惑しながら「何かしちゃったかな?何か不快なら、こういう感じにするのはどうです?」と相手が快適になるように提案したら、見事、「こいつは相当殴れる獲物」認定を貰ったようです。
そして、余りにも異様な相手の行動が続き、
(自分が無視してるのに、はぁ〜と大きなため息をつきながら、周囲にアピールしまくって、まるでこちらが相手を無視しているかの如くで、困惑する。
/「あなたとは話したくないの」といきなり、知り合って数日なのに人間性を全否定するような「お前とは関わり合いになりたくない」発言、でも、無視しておきながらまるで無視されてるような被害者アピールのようなものを周囲にしまくる矛盾した行動。等
←無視したいなら無視して関わらないようにして終わりでいいやん、なのに何故か自分で無視しながら盛大に周囲にアピールしまくり)
何が起こったのかわからなくて困惑しまくってたら(サイレントモラハラは知識として知らなかった。獲物臭をかぎつけたのか、いきなりしょっぱなから、そういうことをやる人間がいるとは思わなくて、混乱しまくった)、
必要なものや情報を、公然と無視して私にだけ渡さないというのを堂々とやり始めて、びっくりして
「これは殴れる相手か試し行為のジャブだ、舐められてはいけない。怒らなければ」と怒ったら、一瞬会話はつながる状態(交渉ができる状態)になり、これは危ないと思って席を離して貰い、岩のようにその人には反応しないようにしてたのに。
半月程して、たまたま1回、挨拶してしまったら、そこからまた完全に変質者みたいな、とにかく無理やりこちらの視界に入ろうとする凄く気持ちの悪いつきまといが始まり。
(完全に異常者そのものです。気持ち悪い!)
私が怒ったことについて、私のことを危険人物とした噂を流し、こちらを孤立させる為の周囲の取り込みが始まり。
しかも、攻撃性の高さと、嗜虐性の強さから「この人危ない」って思ったら、ガスライティングも始めて、完全に虚言癖持ちで人をモノ扱いで容赦なく騙す&利用する&印象操作をするサイコパスでした。
私が知り合って数日は、まだその加害者はその場での人格が定まってなくて、自然な人格の輝きがないみすぼらしいカラスみたいな人でした。
今は奇声をあげながら明るく振る舞って、こちらをチラチラニヤニヤしながら周囲の人の取り込みに奔走してます。
※タゲを陥れる事だけがエネルギーなんですね、マジで。
取り込んだ後は、嘘を吹き込んで人を道具に使って、攻撃させるの来るだろうなと思ってます。
(サイコパスと判定した理由は、前回調べまくった&体感したサイコパスの基準に照らし合わせてです。
自己愛が傷ついてて不安の強いタイプの自己愛性さんに絡まれるのはしばしばですが、サディスティックさと攻撃性の高さ、断固とした人間性の否定と、とにかく他人をモノ扱いして奪って騙す様子が格段に違います。特に攻撃性の高さはやばいです。相手の表面の反応を探って相手の心をくすぐり相手に入り込む様子も凄いです。容赦なく騙します。
前回は「ここまでされる程の何かをしたかな?」と悩みまくって対処が遅れてしまったけど、今は「加害者はとにかく人を殴りたくて、新しい場所に行くと殴れる相手を探している」というのが分かります。
新しい場所にいったのに無警戒でした。)
悪性ナルシストにいきなり遭遇とか、本当にショックを受けたし自分の不運を呪ったけど。
(でも不運じゃなくて、行動を変えなければですね。)
私が知ってる、予想通りの行動を相手がとっているので(前回の悪性ナルシストとそっくり!)、今回は逃げます。
時間はかかるかも知れないけど、壁を作り直すの頑張ります。
応援有難うございます!心強いです。
(※毎日ツイッター拝見してます)
※長文失礼致しました。
手口が載ってますが、掲載可と判断して下さった場合には、そのまま掲載して頂いて大丈夫です。いきなりサイレントモラハラのパターンに驚きました。
いきなり無視されたり失礼な態度を取られたら、
『「変な人」として相手にしない』が正しい対応だったんだと後悔してます。
隣の席の人だったから仲良く付き合いたくて、警戒が足りませんでした。
独身高齢の自己愛性で、離職期間があった人なので、恐らく本当にいたぶれる獲物に飢えてたんだと思います。すごく性急でした。
(ごめんなさい、長すぎました…)
記事を読めるだけでも日々を過ごす対策になります。
私の場合、職場ですので、毎日が苦痛です。私は中年頃の歳ですが初めて出会いました。そして2年間、無視、されています。初めの1年間は仲良く?していて、突然態度が変わりました。今思えば、取り巻きを得て、私は必要なくなったのかもしれません。そして今はその取り巻きのことも無視しています。
この私のことは無視、存在すら認めないという態度、その周りでは声のトーンから仕草から違うので吐き気(笑)がするほどです。今は、◯んでしまえばいいとさえ思うようになりました。ある意味強くなったかと思っています。
相手の問題を本人に返せるようになるともう洗脳はされないので、あとはなるべくストレスが溜まらない・発散が可能な環境を整えることができるといいですね。
そのご様子だとおそらく周りの人もそのおかしさに気づいているのではないかと思います。
コメントをありがとうございます。
私は洗脳から解けたのですね。だから前と比べると気持ちが楽になったのだと思いました。仕事で「あなたの記録ではわからない」ということを言われ、今までは記録を書くことが怖くなり、これでいいだろうかと不安にかられました。今は、「彼女たちのための記録ではない」と思うように変わりました。
今では周りもおかしさに気がついています。ここまでくるには数年かかりますよね。
kiniminiさんの記事をこれからも参考に、力に、毎日過ごしていきたいと思います。